Legato店長の一言

年末差し迫って参りました。
今日は、聞いた話なのですが、音楽のちょっといい話を皆様におすそ分けです。

このアルバムはご存知ですか?
・・・これは、オスカー・ピーターソンのアルバムなのですが、ピーターソンはこのアルバムでピアノだけでなく、歌声も披露しています。
ピーターソンが歌っていたことすら知りませんでしたが、こんな話があるそうです。
オスカー・ピーターソンはカナダ出身。49年にアメリカに進出しています。
カナダでは、歌もピアノもうまくてとても人気があったのに、アメリカに渡ってからは同じようにはいかない日々が続いたのだとか。
ピーターソンはナット・キング・コールを尊敬して歌い方など強く影響を受けていたこともあって、同じような歌い手は2人は必要ないということだったのでしょうか。
どういう経緯かわかりませんが、それを知ったナット・キング・コールは、オスカー・ピーターソンにこんな提案をしたそうです。
「ピアノは君のがうまいから、僕はピアノを封印しよう。その代わり君は歌を封印する。」こういうのはどうだろう、ということで、1957年のAfter Midnightというアルバムを最後に、その後ナット・キング・コールは、商業的なシーンではピアノをやめ、ピーターソンは歌をやめたのだそうです。
上の「Romance」というアルバムはそれ以前にリリースされた52年ごろのもので、聴くと確かにナット・コールの歌い方に良く似ています。
でも実はもう1枚、ピーターソンの歌声が収録されているものがあります。
ナット・キング・コール亡き後、追悼盤としてナット・コールの歌っていたナンバーをピーターソンが歌い収録したもの。
ナット・キング・コールには敵わないまでも、温かみがあって、歌が好き!という感じを受ける1枚。
この話、どこまでが本当!?・・・と詮索するよりは、ピーターソンの音楽魂をいつもとは別の角度から垣間見るようで、素敵だなと思いました。

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