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エディット・ピアフと言えば、シャンソン
シャンソンと言えば、愛の讃歌とバラ色の人生
そう定着していると言えなくもないと思いますが、もっとたくさん素敵な歌を歌っています。

これは没後35年を記念して出されたベストアルバム。
上にあげた2曲はもちろん、そのほかに、Millord、可哀そうなジャン、水に流して、私の回転木馬・・・などなど、素敵な曲がたくさんあります。

ピアフの歌声は、オーディオで鳴らすのは中々難しくキンキンしたり、うるさくなってしまったりしますが、よく鳴らせた時は、それはもう!!!
スピーカーを通してまるでピアフが蘇ったかのような、それほどに生命力に満ちた歌声です。

数年前に上映されたピアフの映画「エディット・ピアフ-愛の讃歌」では、マリオン・コルティヤールの迫真の演技でアカデミー賞始め数々の賞をとっていました。
もちろんピアフの一面であると思いますが、あの映画でのピアフの描かれ方はちょっと暗い感じでした。

今年、大竹しのぶの舞台で「ピアフ」を見ましたが、素晴らしいほどにピアフその人でした。

可哀そうなジャンや、Millordなど、明るい詩ではないですが、その強く明るい歌声を聴くと、
何度も大切な人を失ったり、麻薬漬けになったり、大変な人生だろうと思いますが、
落ち込んだり自暴自棄になってばかりでなく、笑って乗り越えられる強さを持った、明るく幸せな人だったんじゃないかと思います。

その人生観は晩年に歌っている「水に流して」で窺えるし、人に愛され愛した本当の意味での「バラ色の人生」だったから、あれほど広く聴かれているのかもしれませんね。

ちなみに、気がつけば今年は没後50年。
是非みなさまのオーディオでもピアフを蘇らせて下さい♪

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