BLOG

何日か前の掲示板でデュプレ演奏のエルガーのチェロ協奏曲のことを書きました。
この演奏の指揮者はバルビローリですが、実は今回始めてこの方について調べました。
1899年生まれの、1970年没。(同年生まれでは、映画監督のヒッチコックや、アメリカの指揮者オーマンディ、日本では川端康成が生まれた年です)
お父さんがイタリア人で、お母さんがフランス人の、本人はイギリス人だそうです。
17歳のとき、最年少のチェリストとして、クイーンズ・ホール管弦楽団に入団しているとのこと。この人自身チェリストだったんですね~。
しかし、それだけで驚くなかれ、なんとこの方、エルガーのチェロ協奏曲が初めて演奏された1919年に、楽団員のチェリストの一人として上演にたずさわっているのです。
驚きです!
デュプレとバルビローリのこの演奏は、全くスコア通りというわけではないらしいのですが、こんなに心に響くのはそういうこともあるのかもしれません。
何せ自ら「オリジナル中のオリジナル」に触れているのですから!
何においても言えることでしょうが、音楽ひとつ紐解いてみるとこんなにも面白い!
(竹腰)

コメントは利用できません。