地域情報!?

休日、恩師の個展を見に世田谷美術館へ行きましたら、まだ「ボストン美術館・華麗なるジャポニズム展」が開催されていました!

(といっても来週火曜16日まで)
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これが意外と面白かった!!
このモネの「ラ・ジャポネーズ」は、ポスターで見た時に、「外国人の『日本趣味』」感が強く、面白い綺麗な絵だと思うけれど、「日本文化を理解する」という意味では浅はかな稚拙さを感じました。
そう、図録を読むと当時の評価としても、そういうことを言っている人もいて本人としても金銭面や色々な事情もあったようではありますが、モネが浮世絵などを始めとした日本の文化に魅了されていたのは事実のようです。
この企画のおもしろかったのは、日本趣味を取り入れた絵ばかりが紹介されているのではなく、ボストンに渡った浮世絵と、その影響を受けた絵・・・それは構図(広重や北斎)だったり、光の描き方(広重)だったり、描かれる対象物を画面一杯に描くというダイナミクスだったり(美人画)・・・を紹介していて、大変興味深いものでした。
浮世絵ばかり並んでいる時にはあまり思わなかったのですが、決して大きい絵ではないのに、場面・景色の切り取り方や、構図の大胆さで、絵には描かれていない部分まで想像させる強さがあるのですねぇ。
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モネの絵でも、睡蓮の咲く池を画面いっぱいどこまでも続くかのように描いたものがありますが、これも浮世絵などから発想を得たのではと書かれていました。
「水平線」で画面を区切らずに描かれる風景画というのは言われてみればそう古い時代のものではないのかもしれません。
この上の「ラ・ジャポネーズ」、捉え方は人それぞれだと思いますし、図録に書いてあったことと私が感じたことはほとんど正反対に近かったですが・・・
私には、この女性(モネの奥さんのカミーユ)が打掛を羽織る姿に、「日常とは異なるものを身につける」高揚感や楽しさを感じましたし、またそれを描くモネ自身が「未知なる美」から刺激を受け、「打掛の背後に流れている日本文化の技術や美的感覚の深さ」へ大いに好奇心を抱いていると思ったのです。
モネとしてはこの絵を描いた時は既に、一旦熱さも喉元過ぎたあとだったかもしれませんが、その高揚感を絵を通じて伝えたい、紹介したいという気持ちはどこかにあったんじゃないかしら。
そう、この絵に描かれる高揚感は、日本文化が当時海外に与えた「高揚感」そのものだったのではと思うのです。
まぁ、うんちくたれてみるのが好きなのですが、そんな面倒な性格を脇に寄せておいても、充分に楽しめる展覧会で、得した気分でした。
当時彼らが日本に感じた「インパクト」を、グローバル化した今日の私たちも追体験できちゃうかも!?
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