使いこなし
低音源を「強化」するサブウーファーの対局に、スーパーツイーターというものがあります。
これはツイーター、つまり高域専用のスピーカーみたいなものです。
   
  サブウーファー      スーパーツイーター
・・・ところで、「強化」と書きましたが、実は「強化」するようなウーファーは、実際は音楽を邪魔しているかもしれません。
サブウーファーや、スーパーツイーターはあくまで、「補助」するくらいの役目で居て欲しいのです。
低音が体に響いたら、踊っている時は楽しいかもしれませんが音楽のほとんどは音楽として成り立たない。
だから、ここでは低域や高域を「増強」「強化」ということではなく、後ろからそっと「補う」ような縁の下の力持ち的な意味で読んで下さい。
本題に戻して、スーパーツイーターを付けると、低域の量感が増えたように聞こえます。
これは確かにそうで、つまり倍音と基音の関係で、倍音を補うことで基音が生きてくる、聞こえやすくなるということなのです。
(スイカに塩をかけると余計に甘みを感じるのと近・・・くもないですね。)
それで、スーパーツイーターを足すと高域の質感や音色だけでなく、低域の量感も増えるのです。
本店では、ヴィンテージユニットUTAH2基搭載型オリジナルスピーカーに様々なスーパーツイーターを足したのをきっかけに、お客様のお宅でもデモンストレーションをしたりなどしており、先日お伺いしたJensenインペリアルをお持ちの方のお宅では、スキャンスピークのツイーターを2種試し、あまりの違いに驚いたのなんのでした。
ところで、今朝のセッティングの折。
UTAHを2Fに置いたのはよいのですが、どうも天板で音がはねているようでMAJIK ISOBARIKで鳴らすボーカルがイマイチ窮屈そう。
そこで得意のMu-Fleを天板に置いたのですが、天板ではねて響きで聞こえにくくなっていた音がきちんと音階を追って聞こえるようになり、ISOBARIKの音は、高域も伸び、低域の量感まで増えたのでした。
まるでスーパーツイーターをつけたような効果に「あんぐり」です。
「またまたー」と思われた方は、店頭で是非
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