RCA LC-1A  オルソン箱 入荷いたしました。

2017.07.08

RCA LC-1A オルソン箱 システムです。

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RCA(Radio Corporation of America)はニューヨークを本拠地として1920年頃からシアターサウンドを中心とした音響開発の事業を行っていました。

当時、西のWestern Electric、東のRCAと言われ全米で勢力を争っていました。

その後、Western Electricはシアターサウンドに力を注ぎましたが、LPレコードが開発された1948年頃からRCAはレコード分野、ラジオ局の放送分野に積極的に進出していきました。

そして、その当初から開発に携わっていたのが電気音響工学博士のハリー・オルソン氏で多くの功績を残していきました。

現在でも多く使われているRCAピンジャックやRCAマイクなどは同社が開発したもので、そのまま社名が使われています。

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今回、入荷いたしましたのはRCA LC-1A オルソン箱 Systemです。

RCA LC-1は1947年頃にボストン交響楽団の生演奏とLC-1を12台使用して再生させて音をブラインドテストして、どちらが生演奏か分からなかったことでも有名なシステムです。またLC-1AはRCAのレコーディング・モニタースピーカーでRCAやColumbiaの正規スタジオで採用されたユニットでRCAレーベルの数多くの名盤がこのLC-1Aスピーカーでモニタリングされました。

 

LC-1システムには前期型と後期型があります。

1946年に発表されたのがLC-1で、その改良型がLC-1Aになります。

LC-1はオルソン博士が38cm口径の同軸2wayユニットの第一号機として開発いたしました。

特徴はウーファーもトゥイーターも磁気回路が別々の同じコーンタイプのユニットで構成されていて、各帯域が同じ紙素材のため音のつながりが良く、まるでシングルコーンのような鳴り方をします。

固く厚みのあるコーン紙のウーファーと極めて薄くしたコーン紙を使用したトゥイーターからは、とてもナチュラルでワイドレンジ、ダイナミック再生が繰り出されます。

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一方、1950年代初頭にLC-1の改良型として開発されたのがLC-1Aです。

LC-1と基本的な構造、素材には同じになっていますが、ウーファーのエッジ部分が動きをよくするために布製になっています。

ユニットにはイコライザーの役目を兼ねた楕円の山が7つ装着されています。

また、LC-1では成し遂げなかった指向性を改善するためにトゥイーター中心に金属性の羽が追加されております。

これにより初期型のLC-1からは、よりワイドレンジになり低域の量感がより豊かにすることが出来ました。

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エンクロージャーはLC-1時代はアールデコ調で近未来的はシルバーのハンマートン仕上げでエアコンや冷蔵庫と通称で呼ばれていました。

LC-1Aになりエンクロージャーサイズも一回り小さくなり家具調のデザインに変わりました。

その中でも希少なエンクロージャーが今回入荷しましたオルソン箱になります。

 

ワイドレンジで低域の量感もあり、アナログからネットワークオーディオまで、どんなジャンルにナチュラルに再生します。

是非、お気軽にご来店ください。

 

RCA LC-1A システム オルソン箱 1950年代初頭製造

販売価格:2,300,000円(税別)