LP12あれこれ
「LP12あれこれ」コーナーで連載(?)中のこのコーナー。
先日に続き・・・今日は本体をセットアップジグに載せて裏から見ていきます
★ 本体底面
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

MAJIK LP12にはこのようにSOLID BASEが標準装着。
ちなみに、TRAMPOLINもこのSOLID BASEも2009年以来アルミ製になっています。
それまでは樹脂製、もっと前はパーチクルボードで、樹脂製の底板からこの新しい底板に替えるだけでも、音質的にちょっとしたアップグレードになります。
★アーム取り付け開口部
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

奥の6つの丸穴は、表側に取り付けられるアームカラー固定ネジ用の下穴。
アームボードを貫通して、新型サブシャーシと共締めできるようになり、アームボードとサブシャーシの取付がより安定しました。
★SOLID BASEを外すために、プリンスの四隅に仮固定されているラバーフットを緩めているところ
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ポジNo2のドライバーを使用します。
★ MAJIK LP12内部
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

じゃーん。内部はこのようになっています。
昨年暮れから標準装備となった新型サブシャーシが見られます。
★ MAJIK LP12背面の銘板
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

左の白枠に注目。ここに書かれているのは、このLP12を実際にここまで組み立て、テストし、梱包した人の名前。

これはLINNの全ての製品に共通する「シングル・ステージ・ビルト」と言う、一人の人間が製品化することによって、製品のクオリティを高い水準でキープする手法の証。
テストは、モーターの回転や電源のテスト、組み立てはダミーウェイトで調整。
梱包は、アームやカートリッジはもちろん、ネジに至るまですべてをパッキング。
(今回は構成パーツを探求するので、後に分解します)
右側の白枠は、製品のシリアル。
現在は製品ごとの通し番号システムではないとのこと。
ちなみに、LP12は40年間で11万台が生産されていて、最盛期は1年間で6000台出荷したのだとか!?
・・・一刻も早く組み立てたいところですが、部品1個に至るまで知り尽くしたいと思いますので、次回はもっと深くまで探っていきます!
コメントは利用できません。