Legato EYES

今日は、閉店後代官山TSUTAYAのイベントへ。

在本さんは雑誌「TRANSIT」の撮影など様々に活躍されているカメラマン。
大変素敵な方です。
トークショーでの話をすっかり体に取り込んできたのですが、
感激し過ぎて、紹介したい思い一心で、今こうしてブログに向かってみると、
色んなことをもらい過ぎて何から書いたらいいか実はわかりません。
スミマセン。
これでは紹介にならないですね・・・。
何から話しましょう。
この写真集は前回の初写真集から数えて10年目に出された2作目なんだそうです。
でも、写真集と写真集の間の10年だけでなく、これは在本さんの積み重ねてきた人生そのもの。
写真は、景色であったり、人であったり、ものであったり、
そのときそのときで、エネルギーを発しているものや人や風景。
そのエネルギーをキャッチして、シャッターを切ったもの。
それはシャッターを押す瞬間に在本さんも「撮りたい!」というエネルギーを発しているはずで、その両者のぶつかり合いが、ここに写真として残り、本になっています。
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ページをめくっていくと、「これはなんだろう」というもものあり、
トークショーでは、1枚1枚の写真に対してのストーリーもいくつか聞きました。
その話はどれも興味深く、面白く、ますますこの人のことが好きになって、
子どもが母親の話を聞きたがるようにもっと聞きたく、
キラキラした眩しいような気になりました。
でも・・・
在本さん曰く、1枚1枚どれも話が長くなってしまうくらい色々話があるけれど、
こうして写真集として出たら、それは在本さん一人の主観を通したものではなく、
観る人に委ねられていいもの。そうあるべき。
そうして在本さんが愛情いっぱい「カワイイ子には旅をさせよ」と、手から離したこの写真集のタイトルは「わたしの獣たち」。
未知のエネルギーを秘めた「獣」が世に出て、手に取った人からどんな感情を引き出すんだろう。
そういう自由奔放な写真集。
これから付き合って行くのが楽しみなんです。
在本 彌生 / わたしの獣たち
青幻舎
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