使いこなし

ケーブルの取り回し、結構悩むところであります。

ケーブルは信号が流れているところですので、取り回しの環境によって音はかなり左右されます。
なるべくケーブル同士が触らず、また響きの多いところ(ラックの角や響く板の上)にも触らない方がよく、静電気がおきにくいところが良い・・・となると空中しかないわけですね。
店頭では、なるべくケーブル同士が干渉しないように、糸でケーブルを吊って空中配線をしたり、様々な工夫をしています。
その吊るす素材によっても良い悪いがあって、始めは毛糸から始まり(静電気が起こりやすいようで断念)、タコ糸で吊ってみたり(どうもピーキーになる。)、最終的に「オ―ガンジー」が良さそう、ということになり、定着して1年近くたちました。
写真の様に、壁にオ―ガンジーでケーブルを優しく吊るしています。

実際、自宅だと色々な機材をつなげる事が多いですし、ましてやご新築や自分同様借りているマンションで壁に穴が開けられない環境で、全部を空中配線なんて無理!という方がほとんどだと思います。
そんな時は、せめてこんな事にご注意されてみて下さい。
★ LANケーブル、アース線だけは他のものとなるべく触らないように努力してみる
★ ケーブルが短かったり、どこかにひっかかってテンションがかからないようにしてみる。
★ 映像系のケーブルとオーディオケーブルを出来る限りでよいので離してみる。
★ TV関係など長すぎるコードをコイル巻きのように束ねている場合は、ばらしてみる。
(1個1個をグルグル巻きではなく、せめて映像系はまとめて束ねるなどしてみては?写真下参照)
  
※右はイメージ写真として。左の束ね方は磁界を作ってしまうので、右のように数本のケーブルをまとめて数か所を写真の様にたばねるのなら、まだ良いかと思います。
もっと良い方法もあるかもしれないので、△にしました。
(これは、オーディオの音声に関わる部分には当てはまりません。なるべく1本1本離して置く事が理想です。TVなどをつないで、ケーブルが収拾つかないという場合だけ、ご参考にして下さい)
他にもありますが、上の★を気にしてみて下さい。
ちなみに、映像系など音声とは関係のないケーブルでも、近くにグルグル巻きにしてあるだけで磁界が生まれ、磁界はどんどん大きくなるので音に影響が出ます。サウンドステージがもやっとしたり、何となくうるさい、どこかキツイ、と感じられます。
この年末年始、大掃除の時期に折角なのでケーブル周りも今一度見直してみては???

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