使いこなし

スピーカーとスピーカーの間、それぞれのスピーカーからの音がぶつかる部分です。

左右の音が適度にぶつかり合ってくれないと、音場が薄い感じがしたり、それぞれのスピーカーからしか音が出ていないように感じられたり、音が中ぬけしたり。

逆にぶつかりすぎていると、中低域に重たいだまのような感じがあったり、音が抜けなかったり、ヴォーカルの口が大きかったり、、、

うまく調和していると、抜けが良く、音が前に出てきます。

そうは言っても環境はそう簡単には変えられないし、その中にもできれば気に入ったスピーカーで良い音を出したい!

そんな時、スピーカー間のちょっとしたひと工夫が大切になってきます。

今日のLegatoでは、MAJIK DSMの代わりに置いたSEKRIT DS-Iの脇の板の上で音がハネハネ!!

カウント・ベイシーのオーケストラがみんな入ってきてノリノリになってくるあたりでは、音はノリノリどころか、バンバンいって誰が何を演奏しているのだかわからないし、中低域が重く耳に付きます。ボーカルだけの音源はなんとか聞けても、音の重なりが多くなってくるところでは、うるさくなって次曲へとリモコンを進めてしまいます。

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でも、ラック上のハネ・振動など、簡単!

吸ってしまうか抑えてしまえばよいのです。

余計な振動を吸収してくれるものは、コルクとか、スェードとか、フェルトなど。

ただし、この場合吸収しすぎてしまうと、せっかくの響きも失われてしまうので、適度な具合に・・・。

今朝のLegatoでは、下の写真のようにまずはコルクを敷いてみました。

これはちょっと吸いすぎて、ベイシーもマイケル・ジャクソンもおとなしくなってしまいました。分量が少し多かったかもしれません。

次にスェードを。

これはちょうど良い具合に。

ヴォーカルも、これまでより質感があがり、より実在感が出てきました。

ベイシーのオーケストラのダマになったのはなくなって、セパレーションもよし!

これで今日は参りましょう♪

ちなみに、革で「抑える」役割も兼ねております。革も少し重さがありますでしょう。

もっと重たいものをラックの上に置いて振動を抑える場合は、その振動を逃がせる構造になっていることがポイント。これはまた別の機会に♪

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