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昨今の「アナ雪(アナと雪の女王)」ブームで、
多くのお子さんが「Let it go」を熱唱しているのを見て、子供の頃あんなに流行ったものってあったかな、と思いを巡らしてみました。

アニメのオープニングやエンディング、NHKのみんなのうたは口ずさんでいたけど、あんなに流行ったものって記憶にないなぁ。
そういう子供時代の歌の次には、当時流行った光GENJIとかWINKとか工藤静香とか、そういうアイドルの歌にはあまり興味がわかず、中学の英語の先生が授業の始めにかけたカーペンターズやサイモン&ガーファンクル、パパス&ママス、ザ・ブラザースフォー、バート・バカラック、アンディ・ウィリアムズへといったのでした・・・
いや、それ以前になにかもう1つあった。
それ以上にものすごく聴いたもの。
あ、フリオ・イグレシアス・・・。
これは、たぶん自分で選んで聴くもの以上に耳にベッタリ張り付いている一番濃い記憶。
80年代、祖父と母が、大ファンだったのです。
当時母にとってもレコードは安いものではなかったと思いますが、ほとんどのレコードを持っていたと思います。
「黒い瞳のナタリー」とか、「モナリザ」とか、「ビギン・ザ・ビギン」とかとか。
紗がかかったような歌い方で、甘い声で。
あんまりフリオ、フリオというので、子供ながらに面白くなく、かかると鬱陶しい気分になりながらも、母の機嫌が悪いとご機嫌取りに「フリオを聴きたい」とお世辞をいったりしていました。
どれだけ聴いたでしょうか?
夏休みなど、家にいれば日がな一日中かかっていました。
うちにCDプレーヤーが導入され、またCDを揃えるのと思えば1枚買って聴いた後、「もう年なのかあんまりよくなかった」と言って、長かった常夏は終わりを告げました。
(今考えると「音」のせいかも?)
先日、そんな話をしていたら、「フリオにはまったのはね、懐かしかったのよ」とのこと。
祖父が、ハリー・ベラフォンテやトリオ・ロス・パンチョスなどラテンの音楽が好きで、子供の頃によく聴いた。
だから、フリオを聴いたとき懐かしかったのだと。
フリオの歌うものに知っている曲も多かったとか。
なーるーほーど。
私自身、ラテンの音楽を聴いて魂にダイレクトに響いてくるのは、ラテン音楽の持っているパワーのせいだと思っていましたが、親からのラインもあるかもしれません。(両方かな)
ちなみに、あまりに聴き過ぎたトラウマのせいかフリオにはあまり食指が動きませんでしたが、隔世遺伝でハリー・ベラフォンテは大好きです。
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