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オーディオシステム一式でのご納品です!
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イタリアのスピーカー Albedo HL2.2(手前)
ドイツの真空管アンプ OCTAVE V40SE(下段)
そして、Legatoお馴染みのLINN MAJIK DSM(2段目)
・・・デス。
よく、お客様に「どうやってシステムを決めて行ったらよいですか?」とご質問頂くことがあります。
大抵「スピーカーが一番キャラクターが出るところなのでまず決めて・・・」アンプはそれによって・・・とお話ししますが、最近はLINN MAJIK DSMやSNEAKY DSMなどのアンプ一体型ネットワークプレーヤーが優秀過ぎるので、「できればコレ中心に・・・」とお勧めすることが多いです。
T様の時も同じようなお話をさせて頂きました。
あるいはT様が先にネットワークプレーヤーに興味をお持ちだったかと。
テキパキしているT様は、「あまり悩みたくない、早く決めたい」と、ご試聴も短時間。
スピーカーは柔らかい音色のものをお探し。
ビートルズとボサノバがお好き。
・・・とハッキリされていました。
「なんでもいいんですけど」と仰られつつ、AB比較、BC比較をすればやはり暖かいトーンのスピーカーを選ばれ、「ま、これでいいでしょう。この方が低音出るし」
とそんな感じで淡々とシステムが決まってゆきました。
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システムがほぼ決まりかけた頃、MAJIKDSMのアンプがどれだけの力量を持っているのか他の何かと比べてみたい、とご来店。「今日はOCTAVEしかないんですけど、コレだと勝敗がちょっと見えてしまっているんですが・・・」とお話すると、とりあえずそれでもいいからと2Fへ。
そこにあったのがAlbedo HL2.2。
面白い見た目だねーと、まずはMAJIK DSM単体で聴いて頂くと、「あれ、コレ音よくないですか?ずいぶんいいよね?こんな風に聴こえるの?」
とスピーカーにご興味を抱かれました。
実はここまでの流れの中で、どちらかというと性能優先で決めていらしたT様でしたが、初めて
「これがいい!!」というご自身の意思が露になりました。
一貫して柔らかい音色がいいと言われていたT様でしたが、ビートルズやボサノバがお好きなら、Albedoは響きの滑らかさ、しなやかさ、それに加えキレがよく、瑞々しくなり、実は聴かれている音楽にピッタリなのです。
そこから話は早かった!
Albedoを軸に考えられ、アンプはやはりこの時に聴かれたOCTAVEが抜群で、「MAJIKでも充分いい音していたけど、聴いちゃうとねぇ。いやだね。聴かなきゃよかった」と。
折角リビングに置かれるので、HDMI入力搭載のMAJIK DSMは当初のまま、パワーアンプ部はOFFにするのでもったいないように思われることもありますが、そこは割り切って、音楽とブルーレイとTVの音と全部丸ごと楽しめることを優先し、今回のシステム構築が完成しました。
システムの入荷を待っている間に、当ブログの熱心な読者になって下さり、セッティングのことを色々ご心配頂き、とにかくよく鳴るようにとお持ちしたスピーカーベース。
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ご覧頂けますか?3本のスリットがスピーカーの脇からチラリ。
積層のボードにこの3本スリットをあけたオリジナルのボードは、超優秀で、
沢山のお宅で使って頂いています。
このスリットは縦使い、横使いで音場の出方も変わるのですが、T様のお宅では両サイドの壁がスピーカーのすぐ脇にきていて割とうまく回り込むので、後ろ方向へ音が広がるようにスリットを横使い。
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今日お話を伺えば、どうやらT様だけでなく、奥様にもしっかりお楽しい頂いているご様子。
「うるさくならなくて、すごくいい音!」
「椅子の取り合いになるのよね」
との嬉しいお話。
ご納品中にも「私のが強いの」とサックリ仰られていた奥様、Kinskyは後々またやってみるけどAirplayのやり方もう一度教えて、と意欲的。
もしかすると、椅子取りゲームの勝敗は今のところ・・・!?
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