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先日MAJIK DSMをお納めしたお宅は、DS2台目でした。

2台のDSで何ができるかというと・・・
1つの家庭内LANネットワークにあることで、1つのNASからそれぞれのDSで別々に音楽データを再生することは、もちろん可能。
そして、2台を完全に同期再生させることも可能なのです!
先日のお客様のお宅では、このメリットを最大限生かせる形となりました。
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お客様のお宅では、図のようにリビングとキッチンが厚い壁を隔てて繋がっています。
それぞれのお部屋がかなり広いので、例えばリビングでお子さんたちがTVを見て、キッチンでお母さんが音楽をかけながら・・・というのは、両方にとってそれぞれがノイズになってしまいます。
が、いずれもDSを通すと、両者は完全に同期再生するのです。
その音声は、音楽のみならず、TV、ラジオ、アナログレコードに至るまで。
一方をメインとして、サブの方でメインと同じものを再生するのが「LINN Songcast」。
(もちろんその都度メインをどちらにするかを選べます。)
実はこの「同期再生」という技術が結構難しいテクノロジーのようです。
LINNは、DS以前に、「KIVOR」という名のマルチルームシステムで、それこそCDの読み取りとHDDが一緒になったものや、各部屋に音楽を配信するシステムなどを総合的なシステムとして作っていました。
このKIVORで「家中同期再生」が可能だったので、DSになってからこの「同期再生」を可能にすることは1つの使命だった・・・というような話をLINNのエンジニアから聞いたことがありますが、それくらい大変なことのようです。
確かに同タイミングで2台をプレイしても、中々ぴったりにはいかなくて、少し音がずれると気持ち悪いものですよね。

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こちらがリビングで、昨年お納めしたPIEGA Premium1.2と今回ご納品させて頂いたMAJIK DSM。
この右手の方に進んで行くとキッチンで、両方のお部屋は一部仕切られていますが、音は通ります。
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こちらがキッチンのシステム。
元々お持ちだったPIEGA TS3とLINN SEKRIT DS-I。
こうしたことが可能なのもLINNならでは。
ちょっと褒め過ぎでしょうか。
でも、DSでできることって、一度慣れてしまえば、結構使うことの多い機能ばかりなんですよね。色々な機能を備えたものはたくさんありますが、ここまで簡単に使い倒せるものって中々ナイのです。
リビングとキッチン、大声で会話しなくても音楽が繋いでくれる・・・というのも素敵じゃありません!?
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