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先日は真っ白なお宅にKIKO DSMのWhite Linesをご納品に。

店頭で聴かれ、一目(一聴?)で気に入られたY様でしたが、ご懸念されていたのは、設置場所。
スピーカーを棚に納めても大丈夫か、棚に入れてもよい音をするか、気にされていました。
棚にじかに置いてしまうと、棚の振動とスピーカーの振動が相殺されて低域の量感が感じられにくくなるので、スピーカーの下にはお勧めのボードを1枚敷くことに。
積層になったボードで中央に細工がしてあり、抜けがよいのです。
真っ白な設置場所なので、ボードも白塗りにしました。
それから、一番の心配事項であるキャビネットに収めること。
これは、店でも実験して、KIKOを箱で覆ってみましたが、想像したほどの問題はなし!
ちょっとした吸音でなんとかなりそう。
吸音箇所は小さく5か所。
ケーブル配線用にすべての角に開口があったので、より楽な調整となりました。
ほんの少しの吸音材を開口部の角に貼り付け、最後はスピーカーのちょうど真後ろ、少し下目に小さく吸音。
見てもわからないくらいでしょう♪
こうすることで音が前に出てくるようになりました。
吸音しすぎると低域が減ってしまうので、注意が必要。
あとはTVの後ろにも布を小さくはります。
この場所も上か下かで、ずいぶん違います。
聴きながら調整。
Y様もこんなので変わるんだね!と驚かれます。
驚かれながらも、音が広がりすぎるかな。(ベタッとしているような感じ?)
そこで、一番上の写真のように右角にグリーンを置いて隅の音がたまるところを拡散。
左側はスペースが開けているので、OK。
「変わるもんだねー!!すごいすごい!」
すぐに音の変化に反応されます。
TVの上の棚には、図らずもそれぞれグリーンが置かれていて、丁度よく拡散しているから問題なし。
KIKO本体を収めているラックの下段も、何も置いていない状態だと、そこに生まれるレゾナンスが邪魔しますので、何か置いてくださいとお願いしたら、かわいらしい木製の車が登場。
こうした、ちょっとした積み重ねで、ボーカルはTVの後ろにいってしまうことなく、目の前で歌ってくれます。
セッティングってパズルみたいで面白いです。
Y様からも早速お楽しみになられているという、便りをいただきました。
これからどんどんよくなりますので、お楽しみに!!
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