LP12あれこれ

ここのブログをご覧頂いている皆さまなら、なんとなく「LegatoブログってLP12の情報全然なくない?」ということにお気づきのはず。
LP12 は1972年の発表から、今も変わらず作り続けてられている製品で、世界中に10万台以上のオーナーがいらっしゃる・・・ということで、ここで何かお伝えしていくことに気が引けておりました。
が、「そんなことではいかん」と一念発起し(?)、「LINN JAPANの古川さん」という味方を(半ば強引に)得て、今後は 折に触れて情報をアップして参りたいと思います。
さてさて、Legato にも時々フラッと「ベルトありますか?」、「オイル置いてますか?」とお客様がお立ち寄りになられます。
もちろん、常時在庫しておりますので、「喜んで!」とお買い求めいただくのですが・・・。
そこでふと、気になることが・・・。
「しばらく使っていなかった」「友人から譲り受けた」ということでメンテナンスを持ち込まれるものにお目にかかることしばしば。そんな時、意外と知られていないLP12の扱い方で、大幅にテコ入れをしなければならない事も度々あります。
例えば、移動時には「アウタープラッターを載せたまま運んではいけない」とか。
(軸受の部分を痛めるため)
そこで、今日のお題は「ベルトが正しくかけられているか?」の確認法です。
ベルトのおおよその交換時期は、コンスタントにお使いになられている場合、3~4年は大丈夫とのこと。
ベルトのかけかえに関しては、説明書きをご覧頂きながら変えて頂ければ問題ないハズ。
ですが、マメにクリーニングされたりして、装着の時に取り外し前の方向が正しく維持されているかはワカラナイ。

ベルトが正しくかけられている場合は、ベルトの内側の中心を少しはずれたところ(中心よりちょっと上)に1本の筋(あくまで1本)がついているハズ。
それが、2本だったり、裏表についていたり・・・という場合は、要注意。
更に、幅広い筋だったり・・・ということになると、ベルトではなく、モーター及びセットアップに問題があることも・・・。
これらのことが起こっていても、もちろん音が飛ぶわけでも、聞けないわけでもないのですが・・・
LP12ってきちんと鳴らすとスッゴイんです。
抜けが良くて、腰が据わって、溜めがある・・・
とにかく誰よりも正確にレコードの溝に記された音楽信号を読みとりたいために作られたものですので、是非その力を発揮してくれるよう、ほんの少しのひと手間をかけて頂ければ・・・
そういうことがご案内していければ・・・幸いです。

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