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LINN LP12のアップグレードをされたお客様のご納品。
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先日LINN LP12の電源部を、ヴァルハラ(旧内蔵電源)からRadikal-AKにアップグレードされたお客様。
Radikal電源は、単なる外部電源ではなく、モーター部分も含めた製品。
2009年にリリースされた製品で、モーター部は当時LP12登場以来37年にして初めてメスを入れられました。そのDCモーターとコントローラーおよび電源部のアップグレードとなるのが、RADIKAL。

難しいことを脇に置いて簡単に言うと、RADIKAL電源は「ものすごく正確な回転」になるもので、それは、もとより正確な回転を目指した従来のLP12の20倍となる、0.005%の速度偏差値を獲得しているのです。
↓モーター部の写真
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果たして音はどのような変化があるかというと、
「スゴく静か」になりましたね。
とはお客様の言葉。
スゴく静かになってどうなるかというと、レコードに入っている情報がより多く取り出され、
とどのつまり、アーティストの所作、思い入れが反映された音楽の細やかな表現を容易に聴くことができて、
そうすることで音楽全体の彫りの深さがより増すということになるのです。
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お客様のLP12は、15年近く前のもので、それで当時の内蔵電源を使われていたのですが、ここ数年で、数回のアップグレードを重ねられました。
ここ半年ほどで、Krystal(MCカートリッジ)→AKITO(アーム)+KORE(サブシャーシ)→今回のRADIKAL AKとなられました。

デュプレとバレンボイムのフランクのチェロ・ソナタをレコードに耳を傾けられながら、
こんなに違うと思わなかった。
なんて言えばいいか、うまく言えないけど・・。
と、お客様。

その「言葉にうまく表せない」こと自体が、
その素晴らしさを多いに表現していると思うのです。

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