LP12あれこれ

LP12は1972年に誕生してから、39年を経て今でも現役。
それどころかトップクラスのターンテーブルです。


電源部やアームなど目立つ部分はもちろんのこと、細かい各部もブラッシュアップを重ねています。
アームボードだけでも何度もブラッシュアップされており、パッと見ただけでもこれだけ種類がありました。

ご覧のようにロゴも変わったり、、素材や仕上げの方法も異なっています。
※写真の一番上に置かれたものが現行モデル。
現行のアームボードの断面をクローズアップしてみましょう。


MDF素材を3層、両サイドをメラミン化粧板でサンドイッチされ、バームクーヘンの様です。
積層にすることで強度と平面性が保たれ、適度な内部損失を持っている(←個体の響きがのりすぎないように)のでアームの土台として最適なパーツとなります。
このアームボードにアームが固定されることによって針先とレコード盤の関係が決まる、大切なおアーツ。
簡単なことのようですが、現在のモノになるまでにMDFの片面を塗装しただけのものや、積層の構造が異なるものなどがあり、アームボード1つにとっても小改良を重ねて現在のかたちになっています。

さて、これがサブシャーシにネジ止めされて参ります。
これについては次回へ!

コメントは利用できません。