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OCTAVEの、懐古趣味でない本物の実力は、接続されるスピーカーが現代のもの、ヴィンテージに関わらず、それぞれのスピーカーの能力を発揮させ、音楽性豊かにドライブしてくれます。

以前ここでもご紹介しましたが、チューブアンプの最重要パーツである「トランス」を、完全オリジナル設計・生産できるのがOCTAVEの何よりの強み。
作品とも言える各機種には、創始者アンドレアス氏の並外れた技術センスと人一倍強く音楽を愛する気持ちが込められているのです。
※OCTAVEのトランスについて、詳しくはこちらをご覧ください。
五極管接続回路(PENTODE)について
OCTAVEプリメインの特徴・強みについてまとめてみました。
(ラインアップ全般に言えることがほとんどですが、今回はプリメインについて・・・)

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① ドライブ力
既に上述した通り、自社設計のトランスを使用していることなどから、それぞれの製品の完成度が高く、例えば、「V40SEはV80の廉価版」ということにはなりません。
ハイスピードで鮮度の高いV40SEは、ケースバイケースですが付属真空管のEL34を6550に変えるなどで、B&W802、JBL38cmウーファーも軽くドライブ、TANNOYオートグラフもろうろうと鳴らしたことがあります。
現在店頭では、エレクトロボイスのヴィンテージ品「EV6」の46cmウーファーをドライブ。スタッフ皆びっくりです。
これはV40SEの話で、そうなるとV80で鳴らせないものは皆無と言っていいかもしれません。
V80は、V40SEの気持ちがよいほどのフレッシュ感とは打って変わって、懐深く、豊かに余裕でユニットをドライブします。
芳香さや音楽の漂い、楽器の質感、全てを兼ね備えています。驚くべきは、これが「プリメインアンプ」だということです。

② S/Nの高さ真空管の常識として、音は温かくて良いけど、レンジが狭く、ドライブ力があまりないのと、S/Nが高くないことが言われます。OCTAVEはこれもクリアしています。
試しに音楽を止めてボリュームを上げて、スピーカーに近づいてみて下さい。その静けさに驚きます。
でもそんなことをしなくても、静けさの中に浮かぶミュージシャンの存在感が、このアンプのS/Nの高さを実証しています。

③ 音楽性の豊かさ上述の2点が備わっていたら、それだけでよいわけではありません。
私たちは「音」というよりはむしろ「音楽」を聞きたいので、解像度がどんなに高く、定位がよくても、本当に聴きたいのは「ミュージシャンの心」です。
これについては、店頭にて聴いて頂き「なるほど」と思って頂くより他に手立てが有りません。
OCTAVEの音楽性を前にしたら、言葉は何と無力なのだろう・・・と思ってしまいます。

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④ 真空管が変更できる!
基本搭載している真空管はV40SEがEL34、V80が6550。
しかしながら、いずれのプリメインもEL34、6550、KT88、6L6の4種類の真空管に変更可能。
自分で簡単にバイアス調整が出来るため、ご自宅で数種類の真空管を気軽に変更できるのです。
これにより、①で書いたように、スピーカーによって、又はお部屋によって、その状況によりマッチした真空管に変更することが出来ます。

⑤ オプションのブラックボックス強化電源
別売で、強化電源ユニットが販売されています。
通常、V40SEもV80も本体に電源容量を持っていますが、このブラックボックスを使用することで、更に電源容量を増強させることが出来ます。
これにより、クラシック音楽のフルオーケストラなどでトゥッティの部分などでも、音楽が破綻なく再生されるのです。
また、本体の電源の低周波ノイズが抑えられ、音の質感や、ゆとりが更に増し、1ランク上の音楽再生が可能になるのです。

OCTAVEにはプリメインアンプのラインアップが3機種あります。
V40SE、V70、V80。
近年リリースされた人気モデルのV40SE、V80は、上記のようなことから、ドライブ力と素晴らしい音楽性で、オーディオ専門誌でも様々な賞を受賞しています。
V70は5年以上前のモデル。V40がV40SEになったことから考えると、もうすぐSEバージョンが出るのでは?と期待しています。

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