毎日ひとつこと

当ブログで何度かAnthony Galloを「TV用のスピーカーに!」と呪文のように唱えていますが、こんなことがあったのでした・・・。

八ヶ岳にお住まいの80歳を超えるお客様。
お使いのスピーカーRienziを鳴らすべく、以前OCTAVE V40SE(プリメインアンプ)やLINN AKURATE CDなどをお求め頂いたのですが、リビングのニュースや大河ドラマを観る用のTVの音が聞こえ辛いからと、小さいスピーカーを数種お勧めさせて頂いたのでした。
クラッシック好きでいらしゃること、普段聴かれているシステムの音の傾向などを考え、お好みはPIEGA TMicro3かなと思いお勧め。
Anthony GalloのADIVAより少し安価だったこともあり、これでいいね、と決定しました。
お送りして数日・・・いかがですかとお電話すると、ちょっと晴れない声。
音楽番組はいいし、女性アナウンサーの声はよくなったんだけど、依然として香川照之の声が聞こえ辛い。
「彼は役柄上ちょっとくぐもってしゃべるので、よく聞こえないんだよね。」(確か龍馬伝の岩崎弥太郎役)
置き方をお試し頂いても、どうも解消しない様子なので、んーと考え、Anthony GalloのAdivaをお送りしてみました。
すると、届いたその日に「きみ、最初からこのスピーカーを僕が買うとわかってたんだろう」と晴れやかな声が聞こえてきました。いやいや、見誤ってました。
TVは「声」を再生することが多いので、このお客様の環境には「低域」よりも中域の明瞭感、音のたちが必要だったんですね。
すっごく聴きやすくなって、音もいいし、気に入っているとのこと。
先日年が明けてお話ししたときも、どっちもよく鳴っているよ、とお元気そうな声を聞いたのでした。
たかがTV、されどTV。
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