LINN

オーディオシステムの製品名は、数字のものが割と多く、
その他にというと作曲家などの名前をよく見かけます。
ところがLINNの製品名って面白いんです。
   
今はもう生産終了しているものも引っ張り出して並べてみると・・・
CDプレーヤーで、
KARIK、GENKI、IKEMI、、、
チューナーに
KREMRIN、PEKIN、、、
プリアンプに
WAKONDA、KAIRN、、、
パワーアンプは
KLOUT、LK140、、、
(KLOUTはキャンペーン中です)
アナログ関係なんて、
AKIVA、AKITO、EKOS、KEEL
などなど。
今のモデルを見ても、
KIKO、SNEAKY、MAJIK、AKURATE、KLIMAX、、、
という具合。
なんのこっちゃですよね。
そして、この中に1つ関連性が有るんですが、既におわかりでしょうか?
必ず「K」が使われています。
「そんなこと言ったってLP12やCD12はついていないジャン」という方、
正式名は「SONDEK LP12」であり「SONDEK CD12」なのです。
スコットランドで旧く使われたゲール語(ケルト系言語)では、Church(教会)をKirkというようなところがあり、街中には今でも地名でKを使った名前などが多く残っているそうです。
製品の名前の由来はそれぞれありますが、統一して「K」を入れるというのをマイルールにしているようです。
LINNというメーカーは、スコットランドの頑固気質が多大にあるように思いますが、常識にとらわれず、かといって本質からぶれることない製品作りは、真摯にさえ感じます。
そういうメーカーが、ルーツをどこかに持っておきたいというのは「私たちこんな仕事しています。スコットランド人ですよ」という誇りかもしれませんね。
ちなみに、始めに「CLASSIK MUSIC」を見た時も「?」と思いましたが、これもその一端。
これを見て育ったお嬢さんやお坊ちゃんが綴りを間違えても、叱らないでくださいませ(笑)。

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