BLOG

LINN Akudorik EXAKT、Katalystアップグレードのご納品でした。
IMG_2253
KatalystはLINNの最新のDACアーキテクチャー。
素人じみた説明をすると、DACがデジタルからアナログへ波形を変換するときに、DAC自体への電源供給が実は安定したものではなく、しかも波形生成にとても影響するということにメスを入れて、その電源供給を安定したものにすることで、より一層正しい波形が作れるという・・ざっくりそんな感じです。
(詳しくはLINN JAPANサイトへ

EXAKTスピーカーには、このDACがなんとユニット分。
4ウェイのAkudorikなら4つ。
このDACのアップグレードでした。

EXAKTスピーカー導入され、約半年強経ってのKatalyst化。
お客様的には、EXAKTスピーカー導入時の音の向上があまりに大きかったので、今回のアップグレードの差にはそこまでの期待は持っていらっしゃらなかったとのこと。

しかし・・・
IMG_2252
私が伺ったときにかかっていたのは映画「Shape of Water」の冒頭の曲。
半年ぶりに伺った音を耳にして、うっすらと、お客様の音になっているなぁ。すっかり馴染んだなぁ。
というのが第一印象でした。
それがKatalyst前後で、どんな違いになったかというと、、、
Shape of Waterの映画をご覧になられた方ならわかるかもしれません。
画面が水で満たされる感じ。その中に物が浮いている感じ。
それが、音がスピーカーを離れて、映画のようにお客様のお部屋いっぱいに水が満たされる感じがしたのです。
表現が難しいのですが、
Katalyst前は映画のことを思い出す感じ。
Katalyst後は映画の中に入る感じ。
お客様も同様のことをおっしゃっていました。
(もっと的確な言葉で)
IMG_2254
それを受けてお話ししてくださったのは、こんなこと。
上の写真、右手にTVが見えますでしょうか?
TVとスピーカーは、垂直方向の位置関係なのですが、映画を観るときにスピーカーから音を出していて、全く不自然でないとのこと。
お部屋に遊びに来られるお友達もこれには驚かれるとか。

ものすごく自然で、音が離れるので、画面と音が異なる方向から出ることは意識に上らないとのことでした。

「音」について、私たちは、意外とまだまだたくさんの誤解を持っているかもしれません。

コメントは利用できません。