LP12あれこれ

先日の「RADIKALの意味」に引き続き、お客様B様のご導入にあたって、LP12にRADIKALを取付ました。写真を追ってみてみましょう!

まず、MAJIK LP12の底板を外します。
内部お目見えです。
中央電源ケーブルが繋がっているのが、MAJIK電源ユニット、左下丸く太陽のようなマークに見えるのが、ACモーターの底部分です。
まず、このMAJIK電源を外し、アースケーブルを外し、モーターも外してしまいます。
新しいDCモーター(奥)と通常版のACモーター(手前)を比べてみるとこんな感じです。
この通常版のプーリーモーターが、今までのLP12の歴史を作ったのですから、これ自体には何の問題もないとはいうものの、どんなACモーターでも避けられない磁界がデリケートなカートリッジに及ぼすことになるわずかな悪影響もこのDCモーターで根絶してしまえるのもRADIKALアップグレードの要点の一つ。

写真はDCモーターと光学センサーが取りついたところ。
RADIKALの技術開発の際、LINNはACモーターからDCブラシレスモーターまで、それぞれ何十種類も試したそうです。カスタムメイドされたこのDCブラシモーターでは、磁束漏が無く、回転偏差0.005%も極限まで低減します。
まり、元々優れたターンテーブル機構のLP12 がさらに、ものすごく静かで、ものすごく正確に回転する。それだけのシンプルなことが実は一番実現困難なことという、矛盾の塊と言えるレコードプレーヤーにおける「根源的」なアップグレードのRADIKAL。
写真はストロボで回転スピードのチェックをしているところ。ストロボパターンが微動だにせず、定速回転を目視できます。

さて、出来上がり。

B様のお宅に納品される前のチェック中。
さて、その効果のほどは・・・?
お客様から素晴らしいお喜びのメールを頂いたので、次回ご紹介!!
コメントは利用できません。