使いこなし

LINN SNEAKY DSMが登場してから、SPEAKON端子付けにはまっております。

SPEAKON端子の中はこんな具合。
LINN K40のような細い4芯のケーブルを用意し、それぞれの穴に芯線を入れて脇のネジを締めるだけ。
ですが、径2cm程の中にところ狭しとケーブルが繋がるので、それなりに細かい作業。
被覆を剥いた芯線の長さでやりやすかったり、そうでなかったり。
いくつか作っていくうちに、段々手早くなって行きます。(まだそう早くもない)

K40の線はこんな具合です。
・黄色と青が単線(1本の太い線)
・白と赤が撚り線(細い線を撚ったもの)
この2つのコンビをSPEAKONの決められた場所に接続します。

バイワイヤで使用する時は、スピーカー側で、単線と撚り線どちらをどこに使うかで音が変わります。
ウーファーが撚り線が良いか、それともツイータの方がよいか、これは是非両方試してみてお好みの方に・・・。

袋には、どこに何を挿したらよいかガイドがあり、被覆を剥く長さも、注意書きがあります。
こういうのは、基本的に守った方が間違いがありません。

さて、SPEAKONのネジ締めですが、
このネジはポジの1番。
今まで知らなかったのですが、ネジの規格にはいろいろあって、ドライバーはそれに合わせて、
フィリップスだとか、ポジだとかがあるんだそうです。



赤い方がPHILIPS(PH))。緑の方がポジ(PZ)。
ポジのほうの頭には脇にヒゲがついています。見えますか?

ネジについては、プラスかマイナスかで、基本は大体代用できますが、ポジのネジにフィリップスや規格に沿っていないもので対応するのは、お味噌汁をレンゲで掬って食べるようなもの。

要は、言葉では説明できない文化的背景で、ラーメンにはレンゲ使うけど、コーンスープやお味噌汁には使わない・・・みたいなちょっとしたお作法みたいなもの。

だから、絶対使っては行けないと言うことはないですが、やはり決められた規格のものを使った方が、カッチリフィットするので、ネジをなめてしまったりすることも少ないかも。

折角知ったなら、ネジの気持ちも考えて、マッチしたものを使って行く、そうしたことの積み重ねがネジだけでなくトータルでみた時に、細部のことに影響して、出来上がりが違うということ、ありますよね。

基本から固めて行くのが絶対いい!そうやって組み上げられたLP12とそうでないものは結構音も違うように思います。

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