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オリジナルがあまりにも鉄板で、他の人が演奏する気にならないんじゃないかと思う

ビル・エバンスの「Waltz For Debby」
中でも特にタイトルにもなっているこの曲は、例えばモネの睡蓮やゴッホのひまわりなどのように、ただ一つの存在・・・
・・・演奏と曲とアルバムのジャケットと3つが完全に一体化して一つのアートみたいな存在。そんな感じを受けます。
もちろん他にも演奏している人は居るけれど、これを超える演奏はなく、
まぁ難しいと思います。
でも、ビル・エバンス本人による全然違うWaltz for Debbyが他にもあります。
1枚目は、なんとヴィレッジヴァンガードの演奏よりも前に録音されている、キャノンボール・アダレイとの演奏。
1961年の1月-3月に録音。
ヴィレッジヴァンガードの演奏は、同年の6月なので、この盤の方が前ですね!
この盤に収録されたWaltz For Debbyはアップテンポでノリのいい感じ。
冒頭、エバンスのピアノがドラマティックに始まり、キャノンボール・アダレイのサックスがノリノリに入って音楽が広がって行きます。
ヴィレッジヴァンガードでの演奏は、ライブ演奏で観客が食事をしていたり時間が夜だったりするせいか、もっと抑えた感じで、それが余計に想像力をかき立てるのかもしれません。
もう1枚は、スウェーデンの歌姫モニカ・ゼッターランドとのこの曲。
モニカはスウェーデン語でエバンスのピアノに寄り添い歌います。
最初の方で書いたように、この曲自体があまりに1つのアート作品のようなので、英語で歌われると食傷してしまいますが、あまり普段耳にしないスウェーデン語だと気にならず、しかも言葉の雰囲気が妙に合っています。
モニカの落ち着いた声もとても素敵。
今日丁度店内で流していたら、お客様からYOUTUBEの映像もいいよ、と教えて頂きましたので、みなさまにもお知らせ。
練習風景でしょうね、多分。
You Tubeの映像はこちらでした>>>YouTube monica&Evans
輸入版だとこのジャケットのこともあるよう?
モニカ一人の写真の国内版でも裏面にも印刷されています。
では、明日、明後日とLegatoお休みですが、よい週明けを!!
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