
オーディオで音楽を聴いた時に「薫る」ことがあります。
匂いが出ているわけではないのになんでそう感じてしまうのかな。
匂いと記憶は深い繋がりがあって、匂いで記憶が呼び起こされたり、またその逆もなくはないので、音楽を聞いて何かの記憶と繋がった時にか?と思いましたが、違います。初めて聞く曲でも薫るときはあるので。
その疑問は今日セッティングしていてちょっと解明できた気がする。
LINN 119がいつもよりイマイチ良くない、というか普通っぽい鳴り方をしていて、気づけばアンプを置いているラックにガタがあり、更にはポールが緩んでいたのが大きな原因で、更に3ヶ月近くならしてエージングもだいぶきいてきているので、少しスピーカーを前に出したら「あ、薫る」と思ったのです。
それで思ったのですが、音に薫りを感じるのは、きっと音の余韻の長さな気がします。
薫りが空気に馴染むときと同じ広がり方というか・・
音は次々重なっていくので、よほど正しく重なっていかないと「音楽の余韻」になりにくいと思うのですが、セッティングや機器によって、それは可能になるな・・と。
書いてみると説得力に欠けますが、薫るのは確か。。。
(竹田)