
アクセサリーの重ね付けの達人といえば、CHANELのデザイナー本人ガブリエル・シャネルや、80年代のマドンナと言えるではないでしょうか。
シャネルに至っては、フェイクパールやジェムストーンなどで作られたコスチュームジュエリーを贅沢に重ね付けすることをファッションとして提示した張本人。
しかし、重ね付けって本当に難しい。素人だとテイストが異なるものを組み合わせているだねでもハラハラするし、ネックレスの長さだとか、大きさだとかそうそううまくいくものではございません。
それでも若い頃はいろんなファッションに挑戦して恥をかいたりしながら自分に合うものを見つけていくので決して無駄ではなかったと思いたい、、、
あ、これはファッションのサイトか?と思われた紳士淑女のみなさま、「アクセサリー」はオーディオにも燦然と輝くマーケットでございます。
サウンドクリエイトで扱う60年代ヴィンテージスピーカーの時代にはなかったマーケットではないでしょうか。
しかし、冒頭の話に戻ると、アクセサリーの重ね付けは難しい。。。
むやみに「よい」というものをといわれるものを重ねていくと、自己満足の世界に陥り音楽と離れてしまうことがあります。
なのでご自身の耳をくれぐれも信用してください。「いいけど疲れるかな、、」「評判がいいのに自分がいいと思えないのは自分の耳がまだまだなのかな」「高いからいいはず」というのは、多分あってないか、やりすぎかなどなど。
それぞれに良さはあります。しかもオーディオはどうしてもケーブルで繋がなければならないです。そこにジレンマはありますが、なるべくフラットなもので鳴らしてから、物足りなければ一つ一つ変えてみてください。
CHANELの服も、当時デコラティブなファッションの名残があった当時としては、ブラックのジャケットや、ジャージー素材のスーツなど、とてもシンプルだったので、ジュエリーの重ね付けが映えたのです。
オーディオも然り。まずはお持ちのアンプやスピーカーがどんな個性なのか知って、それからケーブルを選ぶのがきっと良いと思います。
ちなみに、マドンナのこのアルバムが出た時に、ああお化粧や、アクセサリーがない方がこの人美しいなという印象を当時受けました。
(竹田)