Legato EYES

お店にお客さまが入ってこられて、何気なく曲を変えると、

「ブラームスの弦楽六重奏か」
「カザルスねー!」
「これ、Barberの(ヴァイオリン)協奏曲?」
と声をかけて下さる方がいらっしゃいます。
そんなつもりはないのですが、イントロ・ドンに発展することもあります笑。
レコードやCDと違ってファイル再生だと、膨大なライブラリの中からのこと。
店のNASなど、スタッフがそれぞれ雑多に入れていますので想像もつかないものが出てきたりします。
聴きたいものを聞く人と、
思いがけないものを聞きたい人と、
「人」は「時」に変えてもOKですが、ファイル再生の一つの面白さです。
そういえばイントロドンは、レコードではあり得ないと思っていましたが、こんなレコードあるんですね。
お客様のお宅にあったもの。
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「共通鑑賞曲 21曲テーマ曲」
なんでしょう?中学校の教材???
クラシック音楽の曲の一部がちょっとずつ1枚のLPに入っているものだそうです。
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第一学年の下に、
宮城道雄「春の海」、サラサーテ「チゴイネルワイゼン」(今はツィゴイ・・・かな)
ハイドン「・・・」判読不能、サン・サーンス「動物の謝肉祭」、ウェーバーの「魔弾の射手」、シューベルト「魔王」、7曲目判読できず
なんだか難しいの聞くんですねぇ。
第2学年
モーツァルト ピアノ・ソナタ K331、
メンデルスゾーンの協奏曲(クラシック音楽愛好家はメンコンというのだとか。対してチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲はチャイコン。これ、入社当時に聞いてびっくりしました)
ビゼー「アルルの女」、ブリトン「青少年のための管弦楽入門」、ドビュッシー「子供の領分」に長唄「越後獅子」と民謡「江戸追分」
第3学年
ベートーヴェン「田園」、バッハ「管弦楽組曲」、ハチャトゥリアン「ガイーヌ」、プッチーニ「お蝶婦人」(と書いてあります)「あーる晴れたー日にー」ですね。
ボロディン「中央アジアの広原にて」、ラベル「ボレロ」ときて、最後に雅楽「越天楽」
3学年×7曲の全21曲。
私の中学生時代でも、既にこんな風にクラシック音楽は授業に出てきていない気がします・・・。
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