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「映画の観るリスト」に入れておきながら、長いこと放ったらかしにしていた表題の映画。やっと観ました。しかも途中居眠りしたりしながら。

それでもブログに書いてしまおうと思うほど、ジャンヌ・モローがカッコ良かった。

生まれ変わったら何になりたいと問われたら、今ならジャンヌと言うでしょう。

映画「エヴァの匂い」のエヴァは、ジャンヌそのものです。彼女の残した数々の名言(生涯女として生きるための、、、とサブタイトルにつけた方がいいかもしれません)が、そのまま台詞にも出てきてますし、ごくごく自然。

監督は、ヴェネチアとジャンヌ・モローをただ記録に残したかっただけなんじゃないかと疑いますが、カメラワーク?は素晴らしくて、一枚一枚が絵のよう。

ややかったるいところもあって、冒頭に書いた通り、うたた寝したりしましたけれど、とにかくジャンヌに痺れる映画でした。

と言っても現代の勧善懲悪のタイプでないし、見ようによっては鼻持ちならない女!ですが、筋が通ってるんですよねー。常識なんかにはもちろん当てはまりませんが、彼女なりのルールがある。

それから、あれだけ美しいけれど、昔は美しい女優さんがたくさんいたからか、ジャンヌ・モローは自分のことを美しいとは思ってない。欠点も長所もよく知ってる。コンプレックスに埋もれて自分を見失うこともなければ、自己満足の世界で世の中が見えなくなることもない。

その中で自分の敷いたルールで生きる。それがかっこいい。

この映画の中で、度々ビリー・ホリデイの歌う「Willow weap for me 柳よ泣いておくれ」がかかります。

これが、いいのです。この曲の内容が主人公エヴァの、、、なんて、そんな風に理解しようとするのはかえって無粋。

この映画のビリー・ホリデイ聴きながら思いました。ビリー・ホリデイの良さがよくわからないと思っていたけれど、それ自体が無粋。

ジャンヌ・モローも、ビリー・ホリデイの歌も、柳よ泣いておくれも、エヴァの匂いも、ただ感じればよいのだと。

つい、なにごとも学びとろうとしがちなA型の不得意分野で、憧れること甚だしく。

(竹田)

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