BLOG

以前このブログで、「オーディオの選び方」を書いたことがあります。

その時はまず第一にスピーカーを!と言っていましたが、最近一概には言えないなと思っています。

スピーカーって、テクノロジーもデザインも多種多様で、目移りして、音楽は好きなんだけど、クラシックもJAZZも聞いてきたわけじゃないし、忙しいけどとにかく音楽が家にあったら癒されるかな、素敵かなと思ってる。そんな時に、スピーカーをまず決めてと言われても、困る…ということもありますよね。

システム一式選ぶ時には特に、どこに重きをおいて選んだら良いのかも、わからない。

そんな時は、こんなのを聞きますと言って、お任せした中から選んでもいいと思うのです。

そしてその時重要になるのは、「楽しみ方」を明確にしておくことと、予算を大体自分の中でイメージしておくこと。

家族で使うのか、一人なのか、ネットは嫌なのか、便利さなのか、映画をかけるのか音楽だけか、自分の使いにくいと思うことはなにか。どんなことをオーディオ、音楽に求めるのか。

とにかく一番勿体ないのが、せっかく求めたものを使わなくなってしまうこと。もっと言えば嫌いになってしまうこと。

とりあえず入れたものから、音が出ず家族の邪魔になってしまうことほど残念なことはありません。

逆に、もし初めて買ったスピーカーがピッタリなものに出会わなかったとしても、それは十二分にオーディオの体験として糧になります。

これを聞いてきたけど、もう少しこう鳴ってほしい、それが本当の好きを見つけます。

だから、便利さもデザインも大事だし、この値段でこの音でこの見た目は、買い物として嬉しいと思うものを求めて、なるべく使いにくさを感じないものを選ぶのが良いと思います。

高い買い物だから、最初で最後にしたいけど、最後にならないかもしれない。好きになったら最後でないことの方が多い。だから、あまり無理をしないこと。でも、コレだ!と思うものはちょっとは無理すること。それを自分のものにすることで、世界は広がります。

音は人なりというくらい、オーディオ選びは自分の鏡になるものなのです。

F0D3CC09-3224-4641-99B7-128166A4BC08

(竹田)

コメントは利用できません。