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よく、何をまず選んだら良いか?
ごいうご質問をいただきます。

🎵そんなときは
「まずは愛せるスピーカーを」と・・。
音の出口であるスピーカーの音色は超大切。
最初に好みと違ったものを手にしてしまうと、鳴らすための苦労に時間とお金と労力がかかります。
「それもオーディオ・・」とも言えますが、苦労ばかりで嫌になってしまったら本末転倒。
全くドンピシャでないにしろ、好みの傾向であることは非常に大切です。
(始めから生涯の伴侶的スピーカーを手にするのも、これまた難しいデス。お財布と好みの音のうまい落ち着きどころを見つけるのも買い物のテクニックであります。)

🎵次に
オーディオ信号の源流となるプレーヤーは、可能であればLINN DSMやLP12がとても安心。
ちょっと、割りと、高価ではありますが、最終的に考えると高くない!
ファームのアップデートで、11年前の初代DSだっていまだに現役で使えるし、モデルによっては基板のアップグレードで、現行&最新&最善の音質を保てる。
DSやLP12の安心感は、「ずっと使える」ことのほかに、「音の出方」にもあります。
低域の上に中域、その上に高域、その山型のバランスと、情報量の多さ、正確さ、緻密さ、癖のなさは、源流として最高に優れた存在。
そこから流れてくるものをどう料理するかは、腕次第。
ですが、流れるべきものが流れてこない場合は、どんなに腕が良くてもどこかで行き詰ってしまいます。
ちなみに、上記のような傾向で、LINNほど高くなくても信頼に厚いのは
CDプレーヤーならNuPrime CDT8もしくはCDP9。
ターンテーブルでは、elipson。
いずれも作りがシンプルで、音の傾向もキンキン・ギャンギャンしていないので、これなら安心。

🎵さて、この後どういくか・・
LINN DSMを導入したなら、プリアンプ内蔵なのでパワーアンプへ行ってしまいましょう。
パワーアンプは、スピーカーによって自ずと決まってきます。
まず、鳴らせる/鳴らせない・・という根本的駆動力の問題。
次に、押し出しの強いアンプ/トルクの優れたアンプ、どちらを選ぶか・・。
アンプのワット数を気にされる方は少なくないですが、大出力で容積が大きくて重くても前へ前へ力づくでもってくる、押し出しばかりというものもあります。
そういうものだと、ふわっとして浮遊感があったり、力強かったりするのですが、どうも再現されるミュージシャンの実態が感じられなかったり、割とどれも似た傾向に聞こえてしまったりします。

それよりはトルクがあって、ユニットをしっかり掴んで深いところからグッと動かしてくれる、また信号に対して反応が良いことも必須条件。
前者のアンプの「音が好き」な場合はそれはそれで楽しいと思いますが、「音楽が好き」で「音楽を聴きたい」方に向けてご案内するとなると、やはり後者のタイプ「優しい力持ち」を推薦します。
流れてくる信号や、動かすユニットの特性を考えて働いてくれるのは、サウンドクリエイトでいうなら、OCTAVE、LINN、NuPrimeというところなのです。
OCTAVEは、音楽も活き活きと積極的に表現されますし、LINNだと奥ゆかしいながら広く奥行きのある端正な音場再生で臨場感を感じられます。NuPrimeもどちらかというとLINNの傾向ですが、音楽の層の厚みでアナログアンプ的な楽しみ方ができます。そしてこの音であの価格は、一言。「安い・・!」
100WのSTA9(95,000エン)などで、大抵のスピーカーを鳴らしてしまいます。

🎵最後に
プリアンプでしょうか。
プリアンプは絶対必要。頭脳ですから。パワーアンプをどのように働かせるかはプリアンプの役目なので、あるとないとでは大違い。プリアンプがないために、なんとなくバラバラした感じになってしまうということは多いにあります。またプリアンプは音色に対しても影響が大きいので、画竜点睛的存在でもあります。

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ちなみに、お店ではスピーカーがヴィンテージでも現代のモデルでもどちらも大丈夫なように、アンプ類も厳選しているので、気軽にご相談くださいませ。
(竹田)

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