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あまりに有名なグレン・グールドについて、

たとえばカナダ人とか、
たとえばゴルトベルクとか、
たとえばコンサート嫌いとか、
そのくらいのことしか知らないでも、ゴルトベルクは愛聴盤だったりすることってありませんか。
どれくらい聴けば、どれくらい知っていれば、どのくらい好きであれば、「グールドが好き」と言ってもいいか、など誰も求めていないはずの変な世間体みたいなものを時々気にしてしまうことがありますが、「好きなものは好き」、「よくかける」、「単に聴いていて心地いい」、「これは好きあれはわからない」、それくらいでもいいのではないの?と思います。
でも、「好きだったらやっぱり知りたいでしょ!」というのも確かにあることなので、たとえばグールドをAmazonの「本」の項目で調べてみるとCDほどでないにしても、結構な数が出てきます。
どこから手を付けたらよいか・・・
全てに目を通したわけでないので参考になりませんが、
2009年の夏にNHK「知る楽」で取り上げられた際のテキストが読みやすく、面白かったのです。(番組は見ていないのですが)
案内役は宮澤淳一といって、グールドについての本も出しているし、書簡集の訳もしているので、全体像を知る人のわかりやすいダイジェスト版みたいで、とてもよい「テキスト」でした。(ただしこれは中古市場でないと今は手に入りません。)
それから、昨年の秋出版された中川右介著の「グレン・グールド 孤高のコンサート・ピアニスト」も、時代背景と織り交ぜて読みやすく楽しめました。
少し知ると「全然知らなかったんだ、まだまだ知らないことがあるんだ」と、遠い存在になるような気もしますが、新たな気持ちで聴くことが出来ますね。
NHK知る楽の「こだわり人物伝」のテキストは、結構オススメです。
もちろん番組を見られれば良いのでしょうけれど・・・。
(音楽ジャンルだけではないのですが、昨年の秋は指揮者の佐渡裕ガイドのバーンスタインだったり、グールドも過去何度か取り上げられています)
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