使いこなし

忙しなく日を過ごしていると、セッティングが単純な「確認」になってしまう時があります。

「忙」は「心を亡ぼす」と書くから、「忙しい」はよくない・・・
と以前お客様に言われたことがありますが、まさにその通り。
毎日のセッティングも、1日、2日確認作業だけになってしまうと、何が悪いって、
自分の言葉に自信を持てなくなります。
お客様の反応に、「エクスキューズ」が多くなってしまう。
だから、毎日システムに向き合う時は、どんなに少しの時間でもよいので、その時だけは他のことを忘れて心を落ち着かせて聴くように心がけてはいますが、「気になる」部分は、触り始めると時間がかかってしまったり、中途半端でかえって悪くなってしまったりするので、そっとしておくことはあります。寝た子を起こさない・・・。
しかし、雨の日とか、週末の朝は割と気持ちに余裕があって、「気になっていた」ことをしたくなります。
今朝はそれ。
TulipがWharfedaleを横に置いてからちょっとセッティングにしっくり来ない部分がありました。

 

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で、今日は取り組みましたところ、まずはWharfedale(右端)のスピーカーの下に吸音用にコルクを入れたのが横の広がりが出てよくなりご機嫌。

それから、以前に良かったと思い、貼ったコルクシート。
Tulipのスピーカーの左上のあたり。
これも、もしかして貼り過ぎかも・・・と思い、思い切ってはがしてみる。
そうすると、高域の伸びがよくなり、吸音し過ぎだったことが判明。
セッティングには、時に思い切りが必要です。
以前よかったことも、機器が変わったり、何かが変わることで、逆に行かないまでも、ほんのちょっと邪魔している可能性はあります。
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それから、DECOLAが鳴っているのか、壁が鳴っているのか、モヤッとした感じがあるのが払拭できず、んーーーーと、DECOLAに手を付いて考えていたスタッフが、ここだ!と言うのは、
DECOLAの上にのせているMAJIK DSM本体底面とDECOLAの天板の間に起きるレゾナンス。
ここにちょこっとカシミアの布を、ほんの少し入れたらモヤがとれて分離が良くなり、ガラッと変わりました。
季節が変わって、暖かくなってきたので、DECOLAや壁の響きが少し変わってきているようです。
部屋も生き物。
衣替えと合わせて、セッティング見直し、是非!
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