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昨日のブログちょっと頑張ったから今日は息抜き…みたいな、レガートブログのペースをご存知のみなさま、御察しの通り、、、。

イヤラシイ言い方ですが、ここのところお客様も多く!問い合わせも多く!ご納品や調整の予定も割と入っていて!

…というと、ノリノリでウキウキな感じですが、そんな時こそ低い鼻が伸びたりしないように気をつけたいものです。

話が350度くらい変わりますが、漫画家の荒木飛呂彦さんはご存知でしょうか?あるいは、「ジョジョの奇妙な冒険」という漫画。

1986年から少年ジャンプで連載されて、単行本話が100冊超えるという大作。

分類するとすれば、アドベンチャーみたいな感じかと思いますが、なんというか、そこには哲学があり、結構読ませます。

しかし、すごく大衆向けかと言うと、私は初めてこの人の絵を見たときに「きもちわる〜い」と言って、弟が買ってくるジャンプの中でも飛ばし読みしていました。

しかし、じわじわくる何かがあって、「スラムダンク」(も好きだけど、比べるものじゃないけれど)より好きです。

それは作者なりに「貫く」「守る」ルールがきっとあって、いまではファンが多すぎて適当なことを言えないのですが、一つ挙げてみると、何かのインタビューでこんなことを言っていました。

「登場人物が生き返る漫画は好きじゃない」

ゲームでも漫画でも、登場人物が生き返るということは多々あり、ストーリーの流れ上、死ななくてはならない…でも、やっぱりファンが多いし…期待に応えてみたいなことはよくあります。

でも、それは期待に応えてもらってそのとき喜ぶけど、やっぱりどこかでそれだけ軽いものになってしまうかもしれません。

娯楽は軽くていいかもしれないのですけれど、軽いぶん長続きしないかもしれない。それよりもっと言えば、子供の頃から日常的に手に取る漫画で度々命が再生できることを読んでいたら、学校の眠い道徳の時間でどんなに命の重さを伝えても、漫画の方が影響力は強いかもしれないですよね。

これがどのくらい世の中に影響しているかは分からないけど、荒木飛呂彦さんのルールは好感がもてて、でも「だから読んでいる」というのではなく、読んでいてなんとなく「貫いている感」が随所に感じられるので、面白いのと、古びない…というのが結果です。(LINNみたい←また出た。こじつけ)

そして、「きもちわるーい」と言っていた私はすっかりファンで、石川さゆりのCDのジャケットを描いたり、様々に活躍しているのを見ると嬉しいのでした。

ちなみに、13年くらい前に当時新宿伊勢丹本館の4階に入っていたKIHACHIで空席待ちしていた際、目の前に座っていた男性を見て、私と母は「あれ、あの人もしかして、ジョジョ?荒木飛呂彦?」と親子で分かったという…。

ミッソーニのセーターにDiorのロゴ入りバックを、なんの違和感なく普通に着こなしている素敵な方でした。

まあ最初の話を350度回して上の話で、あと10度回して戻る始めにとしたら、荒木飛呂彦さんがあんなに忙しそうで、成功していて鼻が高くなってないのだから、私なんてちょっとお客様が多いだけでウキウキしてブログいい加減になったりするのを改めようと常々思うのでした。

自戒の念を込めて。

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イギー(登場犬)が倒れた時、悲しかったな。

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