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こんばんは。連日の雨、本当に鬱陶しいですね。雨の日に電車に乗ると必ずといっていいぐらい傘を置き忘れます。だから私は500円以上の傘は買わないことにしています。「安いものしか買わないので忘れるのでは?」という意見も聞こえてきそうですが…。

さて、今回はある筆記具を販売するお店をご紹介したいと思います。青山の骨董通りか少し入ったところに「書斎館」というお店があるのをご存知でしょうか?ボールペンや万年筆を中心に取り扱っている専門店です。お店に入ってまず驚くのが壁際にところ狭しと並べられた筆記具の量。しかもすべてがケースの中に丁重に収納されていて商品の一つ一つに詳しく解説が施してあります。十万円の万年筆がちゃんと十万円に見えるのが購買意欲をそそります。
で、とりあえず一本買ってしまったのですが、試し書きを申し出ると、丁寧に案内され、総大理石の机の上で書かせてもらえます。また、購入すると顧客名簿に登録されるのですが、その際住所氏名等を記入するのに使用する万年筆を数種類の中から選ばせてくれるのです。それも何だか高そうな万年筆の中から。書くときも必然的に慎重になりますよね。

携帯やパソコンでのメールのやり取りでスピーディにコミュニケーションが取れてしまう時代の中で、「書くこと」の懐かしい気分を味わってもらいたいというのがお店のコンセプトだそうです。そういうお店の思いが一身に伝わってくる良いお店だと思います。是非一度行ってみて下さい。(立派なホームページもあります)

話しは少し変わりますが、お店にある商品には殆どに名前がついているのです。(勿論お店が勝手につけたものではなく、メーカーがつけたものです)【レオナルド・ダヴィンチ】【シャーマン】【麒麟】【ムーラン・ルージュ】等々あらゆる名前が付されています。中には【果てしない欲望】などという遊び心満載のものもあります。

日本の電気製品などは、アルファベットと数字で型式が無機質につけられているだけですが、これらのように一つ一つに名前があると何だか持っていても愛着が沸くというか、作り手の思いを直感的に感じ取れる、そんな気がします。ちなみにLINNの製品には殆ど名前が付けれられています。

「NINKA」をお持ちの方、今日彼は良い声で歌っていますか?

(岬)

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