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いっとき、家に帰ったらオーディオは聞きたくない・・・時がありました。
立派なシステムを前にして、眺めながら無音の中暮らす。
日中ずっと付き合っているオーディオ、音楽から、夜くらいはちょっと解放されたい・・という感じ。
贅沢な話です。

仕事中にかけていた音楽は家で聞くと仕事モードになっちゃうから、家では聞きたくないなんていう時もありました。
しかしながら、そういう感覚がここのところちょっと変わって来たような気がします。

日中10数人の人と会話して(私にとっては十分すぎるほど多い)、なんだかんだ書き物して帰ると、かなりぐったりしてしまって、ベアチェアに体預けてぼうっとしてしまいます。
なんとなく、今日は音楽に癒されたくて、上原ひろみとハープ奏者のEdmar Castanedaの「Live in Montreal」から「Moonlight Sunshaine」をかけてみました。
日中も随分聞いたのですけれど。
今日のような涼しい夜にいかにもピッタリで、耳を傾けているうち体に血が通って来て、日中のことや最近の誰かとの会話が思い出されます。

日々様々な人と会話し続けていてその影響がないわけはなく、ゆっくり波のようにひいては戻りの繰り返しで、振り返れば1年前とは違う場所にいるというのは当然なのでしょう。
昨日との違いはわからなくても、1年前とは根本は同じだけど明らかに変わって来ているところがあります。

音楽がそういうことを知るための物差しになるところもあって、小説でも映画でも若い時読んだり見たりするのとは受け取り方が違うということはよくありますが、音楽は手っ取り早くわかります。

もしかしたらそういうことが頭に浮かんだのはこの曲のせいかもしれないけれど。
懐かしさや、優しさ、どこか朗らかな感じ、月の光のように包み込む感じ。

今日の日中PIEGAと新しいAKURATEで聞いたのがすごくよくて、うちのTannoyとMAJIK DSでもPIEGAとは全然違うけどそれはそれでまたよくて、体にそのまま染み込んでくる感じは、今の自分の体調にも気分にもピッタリ寄り添っていました。

これはJAZZなのかななんて思ったりもしますが、そういうことは今はいいやと。
それよりこのシステムで今のAKURATEになったら・・などと煩悩が頭をもたげて来たり。

そうそう。だから家で店と同じ曲聴くの嫌だったんだった・・・。
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