BLOG

いっときよく使ったセッティングソフトを、久々にかけると新しい驚きを覚えることが多々あります。それだけテクノロジーの進化は目覚ましいということです。

ブログを見れば最初にこのバルビローリの威風堂々について触れているのは2006年。
おそらくCDで聞いていて、店は秋葉原にあった頃。
次が2015年で、LegatoでEXAKTスピーカーのSeries5で聞いています。
<過去ブログ>
ちょっと時間の流れに焦りさえ禁じ得ないところもありつつ、その間のデジタルプレーヤーの進化といえば、
CD→
ネットワークプレーヤーLINN DS→
クロック含めた各部のブラッシュアップ→
スピーカーの直前までデジタル伝送するLINN EXAKT→
DACの深いところまでメスを入れたLINN Katalyst DAC→
そして今回の完全自社製のORGANIK DAC
・・・

以前この威風堂々を聞いていた時、ちょっと低域のピッチが上がったりゆっくりになったり、そんな印象があり、これはバルビローリの指揮の特徴なのかと思っていました。
・・が、どうもそうじゃなかったことを今回発見。

新型のORGANIK DACで聞いたら当然違ったのですが、Katalyst DACの流れを大いに受けたMAJIK DSM4で聞いてもそれは、以前とは全く様相の異なるものでした。

威風堂々は、管弦楽で、割と全ての楽器が足並み揃えて演奏するイメージがあるので、意外と再生するのに難しい曲なのかもしれない???
プリの制動力が問われたり、それこそKatalyst DACの、DACに対して常に安定した電源供給があり、波形が崩れない・・そんなシステムでないと、意外と崩れやすい曲かもしれないと今日思いました。

ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールで行われる夏の音楽祭「プロムナードコンサート」の最終夜のお決まりと言われるこの威風堂々。
サー・コリン・デイビスによる指揮の、最終日のコンサートのCDもあるんですね。
ここに収録される威風堂々は、以前見た放送のように、会場が一体となり、観衆の歌声が入っています。


今となっては奇跡にさえ思えるようなことです。
少し前までは、いけない場所、できないことなんてないと思っていたのに。
この世は儚いというけれど、したいと、見たいと思ったことは、思った時にやっておかないと・・
こんな状況を嘆くばかりでなく、後回しにせず、今できることや、今感じることに目を向けたいものだな、と、いつでも威風堂々と居たいものだなと、
音楽を聴いている間だけは、立派なことを思うのです。
外の暑さに当たった瞬間忘れますけれど。。。
(竹田)

コメントは利用できません。