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弊店では、まずはそれ1台で始めていただけるLINN SNEAKY DSMやMAJIK DSMといったネットワークプレーヤーとプリメインアンプが一体型になったワンボックスにお気に入りのスピーカーを合わせる・・といったオススメの仕方をよくしています。
なぜなら、間違いが少ない!
それはDSMでシンプルに楽しむなら、LANと電源、スピーカーケーブル、それにアース戻しケーブルを接続すればいいだけ。
これ1台だけで楽しむなら、アース戻しケーブルさえ繋いでいただければ、ほとんど何の問題も起こらないのです。
ちなみに、ブルーレイプレーヤーや、映像機器はHDMIなどデジタルケーブルで繋ぐので、アースのこととは無関係に接続していただけます。

ただ、これにCDプレーヤーをアナログ接続してみよう・・・などになってくると少々注意が必要。
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図A: LINN MAJIK DSM単体使用の場合
・電源、アースのとりかた
2ピン・2芯のタップを使用、
DSMの電源アースは浮かしてDSM本体のシャーシGRD端子につなぐ。(自分戻しと言っています)

そうだ!フルヴェンのCD21枚組BOXを買っちゃって、リッピングが追いつかないからCDプレーヤー繋げようかな!
というときは・・・

図B:LINN MAJIK DSMに国産CDプレーヤーを接続する
●接続方法
・機器間
多くの国産CDP(※)>>>DSMのインターコネクト::SAEC SL1980シールド切ケーブル
(CDP側でシールド切/ DSM側で全つながり:SAECの文字の方向は、CDP側に(SAEC)、DSM側に(SAEC)となるように繋ぐ。(正しい接続のススメVOL.1の最重要項目を参照)
※DENON、Maranz、YAMAHA、Accuphaseなど

・電源、アースのとりかた
2ピン・2芯のタップを使用、1本のパワーレールにつなげることを前提とし、
優先順位を
DSM、CDPの順にとる。
DSMの電源アースは浮かしてDSM本体のシャーシGRD端子につなぐ。(自分戻しと言っています)

上記が正しいのですが、間違った繋ぎ方をしていると、「最近慣れてきたからか、感動が薄れてきたなぁ。低域のコントロールができていないなあ。そろそろアンプを追加したほうがいいかなぁ」となります。
それはそれでお店にとってはアリガタイのですが、これは良い結果を生みません。
これにアンプを追加し、どうも思うようにいかないから電源タップも強力そうなのにし、スピーカーケーブルも・・と、どんどん余計なお金のかかる方へ。

例えば、MAJIK DSMにOCTAVEのプリメインアンプを合わせてみよう・・というときなどは、どちらのプリアンプを使うかで、電源の優先順位も変わってきます。
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図C1-パターンA:  MAJIK DSMのプリ部を使って、OCTAVE V40SEはパワーアンプ使いにする。

●接続方法
・機器間
CDP>>>DSMのインターコネクト:SAEC SL1980シールド切ケーブル(ケーブルの方向性も図Bと同じ)
DSM>>>OCTAVE V40SE(Power in)のインターコネクト:アンバランスケーブル
・電源、アースのとりかた
2ピン・2芯のタップを使用、1本のパワーレールにつなげることを前提とし、
優先順位を
DSM、CDP、POW(V40SE)の順にとる。(アースについては図AのDSMの自分戻しのみ。)

図C1-パターンB:  OCTAVEをプリメインアンプ使いにする。MAJIK DSMはプレーヤー使い。

●接続方法
・機器間
CDP>>>OCTAVEのインターコネクト:SAEC SL1980シールド切ケーブル(ケーブルの方向性も図Bと同じ)
DSM>>>OCTAVE V40SE(AUXなどのインプット)のインターコネクト:アンバランスケーブル
・電源、アースのとりかた
2ピン・2芯のタップを使用、1本のパワーレールにつなげることを前提とし、
優先順位を
プリメインV40SE、CDP、DSMの順にとる。(アースについては図AのDSMの自分戻しのみ。)

間違いなく接続すればフレッシュな音と幸せ気分はいつまでも持続しますし、
誤った接続の仕方をしていると、「なんか違う」「なんか疲れる」がいずれ「楽しくない」になって、一気にオーディオをやめたくなるか、あるいは買い続けなければならないか・・・ということになるので、ぜひみなさまご自宅の接続見直してみてください。

また、この「正しい接続のススメ」でご紹介しているのはごく一部の例で、例外もあるのでご心配な場合はぜひご相談ください!!

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