Legato EYES

「強い」という言葉からイメージすることは、

スーパーマン的なものだったり
ジャイアン的なものだったり
あるいは柔チャン的だったり
人によって色々異なると思いますが、
共通して体なり存在なりが大きいものであるという感じがします。

記事に書く用に、今朝本店でJBLのC33というヴィンテージスピーカーを改めて聴いてみたのですが、初めに浮かんだ文字が「強い」という文字でした。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
このスピーカーは、・・・詳細はまた本店のWEBページでご紹介しますが、JBLのコンシューマー向けハイエンドの大型スピーカーの第1号機。
今で言うDD66000などの元祖となるものです。
DD66000や他のJBLの大型スピーカーの方が、見た目「強い」感じはしますし、
第一号機なので、まだ洗練されていない部分はあるかもしれません。
しかしながら、LINNのDSとOCTAVEのプリメインアンプV80で鳴らしたこのスピーカー。
説得力がすごい。
シナトラとエリントンのFollow meが流れた瞬間、アメリカの黄金時代の輝かしさがキラキラと舞い降りて、シナトラもすごければ、エリントンもすごいし、その二人の演奏をこんな風に鳴らしちゃうC33もメチャクチャすごい。
あーアメリカって、すごい国だったんだなー、
いい時代だったんだろうなーとちょっと涙が出ちゃいます。
(しかも曲が「Follow me」だし、ついていきます!という感じ。)
20150720_1167480
なんだか型にはまっていなくて、頭の中でこねくり回している感じでなくて、
後に引かない、うじうじしてない、そんな強さ。
伸びしろがまだまだあって、夢いっぱいで、豊かで、大きくて、そんな強さ。
C33の音の波に飲み込まれながら、この後のJBLの発展を容易に想像できます。
自分の背後を見ずに前に行く強さとは違う、
全部一緒に飲み込む、ついていきたくなる強さ。
早起きしてニュース見た後だったからなのかわかりませんが、
JBLの強さに、「なんだかもっとがんばんないとならないんじゃないか」と、
空を見上げた朝でした。
コメントは利用できません。