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4.5
店は16時までの営業だった。
何をどう料理(あるものを組み合わせるの意)しようか考えながら帰る。
使わずにダメにしたり、無理して食べる羽目になるので、足りないものだけを買って帰ろう。高知から届いた美味しい文旦が食後の楽しみ。
冷蔵庫を開けたらセロリの束。しまった、買ったのを忘れていた。

いつだったかレストランで食べたセロリのサラダをやってみよう。塩胡椒してオリーブオイルと和えて、最後にレモンをたっぷり絞ったもの。

このシンプルなサラダは、おそらくセロリの食感が肝なので、ピーラーで筋だけ処理して、中指くらいの長さで、面が四角くなるように切る。
面倒だけど、今は時間もたっぷりある。
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あんまり上手に切れてないけれど、、。
残った分は、お寿司屋さんで、がりの代わりに出していたセロリの浅漬けにしてみよう!
葉っぱは、冷凍すればパセリの代わりに使えるらしい。
今はなんでもネットで調べられて便利。

4.6
緊急事態宣言が出されるとのニュース。
やることはこれまでの何ヶ月かと変わらない。

手洗い、
人との間に物理的な距離を持つこと、
マスクをして顔や目が痒い時はハンカチで。
友人との食事会、楽しみは先延ばしにすること。

愛媛への納品も延期。先に物だけ送らせてもらうことに。状況が落ち着いたら必ず伺います。
好きなチーズとサラミだけ仕入れて、あとはその日その日に買えばいい。

気分転換で、映画を観た。
「Green Book」
いいと聞いてはいたけれど、本当に良かった。

最近は映画を観るのに臆病になっている。
今のような時に綺麗でないものや暴力シーンは観たくない。能天気な明るさなものやお涙頂戴には自分がシニカルになりすぎている。だからか、知っているものばかり見てしまうが、久しぶりに手に取った新作(既に新作じゃないけれど)。

実話を基にした映画は最近多い。
実話なら何だって感動できるかというとそうではないし、感動したいから映画を見るわけでもない。

でもいい気分になりたいことは確かで、この映画は観た後の爽快感がとてもよかったです。
そして音楽がとてもよい。
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1962年アメリカが舞台。
NYで活躍するピアニストのドン・シャーリーが、コンサートツアーをするのに、用心棒兼運転手として雇ったトニー・リップと2人のやりとりが軸となるロードムービー。
カーネギーホールの階上の高級マンションに住むドン・シャーリーがわざわざ、黒人差別の強い南部へ行って嫌な思いをしてまでコンサートツアーするのが不思議。

町山智浩のネットに上がっていた解説によると、彼はこのコンサートツアーで触れた黒人のルーツミュージックが、その後の演奏に影響を与えたのだとか。

ドン・シャーリーの音楽には改めてゆっくり触れてみたいですが、当時の南部における黒人の不自由さに比べたら、今の不自由さなんてなんでもないと、気を楽にしたのも事実。

そして前の日に漬けたセロリの浅漬けは、思惑とは遠いところにあったけれど、食べられるし、また挑戦してみようと思う。
(竹田)

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