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前にもアップいたしましたが、私が好きなインテリアデザイナー倉俣史朗氏について書きたいと思います。

56歳の若さで急逝しましたが、1960年半ばから数多くの優れたインテリアデザインを発表し、
フランス文化省芸術文化勲章を受章するなど、国際的にも高い評価を受けました。
その作品は、欧米の模倣でもなく、日本的な素材や形態に頼ることもなく、でもなぜか日本固有の
文化や美意識を感じさせる、独自のデザインだと思います。
史朗氏の作品の大きなテーマに「重力からの開放」があります。
どの作品からも感じることが出来ます。前回アップしたMiss Blancheもまるで赤いバラが空気中に漂っている感じです。
このような作品から感じるのは商業的に “生産”するデザイナーではなく“創造”するデザイナー=アーティストという
史朗氏の特徴があります。なぜか史朗氏の作品を見ているとうまくは表現できませんが心を揺さぶられます。いい意味で。
興味がある方は是非見て下さい。クリエイトにも作品集はありますので。

何か新しい物を創造するという能力は誰にでも備わっていると思いますが、これを本当に発揮できる人は少ないかも知れません。
オーディオで何か新しい創造が、クリエイトから出ることを信じています。(石井)
写真は椅子に座る椅子(本当にこんなタイトルです)、オバQ(照明)146_1 146_2

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