Legato EYES

昔ブログのどこかに書いた気もしますが、斎藤茂吉の長男の茂太さんがこんなことを書いていました。

奥さんの料理がちょっと塩辛いなと思っても、「からいね」とか「今日のは美味しくない」と言うと奥さんの1日が台無しになってしまうので、「おいしいね」とまず言う。
それから「でももうちょっとこうするともっとおいしいね」という・・・
物事スムーズに運びたいなら頭ごなしの指摘より、相手の耳がひらくような言い方って「デキル人」ですよね。「指摘上手」だと思います。
さて、話変わって当ブログ。
夜遅かったり、急いで書いたりして、活字で発信している自覚が薄いのか、大変誤字が多いのです。
それでも、お客様が丁寧に「もしかするとこういう意向かもしれないけど」とメールをくださったり、(本人より)慌てた感じで「聖母マリアが歳暮マリアになっているよ!」とお電話頂いたりするのは、本当にありがたい話。
そんな中、秀逸なメールでご指摘を頂くのは弊店も力を入れる某ブランドのFさん。
あまりにおかしいので、そもそもはほめられた話ではないのですが、ご本人に著作権も確認の上、シェア。
「・・・中国茶とはナイスですね。
紅茶を英語でBlack teaというそうですが、青、黒、緑、紅、白、黄、
と6種にも分類されるなんて、流石は中国。
でも我が江戸も負けてはいませんね。
赤坂から少し上ったあたりを青山と呼び、その辺りにある素敵なお店、
それこそこれぞ喫茶店、にでかけてみたくなりますが、
その在処の表記が山手線の目白でも目黒でもなく見慣れぬ文字列に
思えたのは浅学の身ゆえの哀しさでありました。
中国由来の隠れ家的存在、住所も暗号めいていて、
そこに「アオヤマ」と心の動きの「オヤマァ」がかけてあることに気づくまでに
お茶が温くなってしまいました。
オヤマァではなく、オアヤマと言うべきでしょうか・・・」
店の住所を「港区南青山」と書くべきところ、「港区南男阿山」と誤字。
「・・・たかがオーディオですので、命に全く影響はございませんが、
ギャクソウが大変な事態に展開するようなことを耳にしております。
逆送の危険性、確かに、赤黒ひっくり返すだけで地球が逆回り
するわけでもなく、大枠での決めごとを遵守することによって成り立つ
平和も、ヴァーチャルなリアリティ大事を是としてそれなりのオーディオ
的な成果を得たとはいえ、LINN EXAKTを手中にしてしまった今、我々が、
双方向、つまりは主従を想定しない、そこでは「逆送」という概念すら
存在し得ない「ネットワーク」という魔物を身近にする道程を踏まえた
上で、過去の製品に同等の愛情を持って接してくださった思い溢れる
現場報告と理解することで・・・」
文章中、KAIRNが「逆相接続」と書くべきところ「逆送」と誤字。
 
「・・・ほんの些細なことで、[E]が無くても[E]じゃないかと
広いこころでいるのが大人ってものでしょうが、
製品の中身は「盤石」でなければならないとの意欲も
勿論尊重しつつ、それでも字面がすこし目に「板い」
とここに表記するのは、かな入力でA、K、U、R、A、
とキーボードを押すと、「悪辣」を変換候補に上げてしまうPCを
前に悪意はございませんことを言い訳しておきますね。」
AKURATEのスペルの「E」の脱字、「基板交換」を「基盤交換」と誤字。
今日ばかりは誤字・脱字の無いようにと思いつつ、読み返しているのになぜ間違うのか。
きっとこんなオモシロメールがくるのを心のどこかで期待していることによるものかと。
ともかく、なるべく間違いのないブログにしたい2015年!
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