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世の中には数え切れないほどの素材があります。木材だったり、金属だったりプラスチックだったり。でも一番身近なものは木材ではないでしょうか。

私は、何年、何十年、はたまた何百年かけて育ってきた生命力や、におい、またあのなんとも言えないぬくもりが好きです。そんな私が北欧の家具に惹かれていくのは当たり前だったようです。北欧の家具は木材の使い方が本当にすごい!
滑らかな曲線や手触りは真似できないと思います。

北欧にはウェグナー、アールトなどの巨匠がデザインしたYチェアーなどが有名ですが、私はフィンランドのデザイナーアンティヌルメスニエミがデザインしたスツールがいい。

彼はフィンランドの様々なもの、例えば地下鉄やポットといったよく目にするものを多く手がけました。サウナはフィンランドが発祥の国ですが、その火照った体をクールダウンするときにすわるスツールです。
フィンランドらしいバーチ材を積層にしてそれを削ることによって出来る縞模様を
デザインの一部にした芸術的なスツールです。

このスツールとの出逢いはフィンランドに行った時、町の小さな家具屋でした。巨匠の名作家具が並ぶ中ひときは目立つ存在でした。オマルのようですが座った人だけにわかる
ぬくもりはなんとも言えないですよ。
今ではこのスツールも日本でもたくさん見られますが、私がフィンランドで買ったときは日本には見なかったと思います。少し自慢です。(笑)

木の文化は北欧と同様日本にもあって、日本は建築にそれが当てはまります。
今度は日本建築編をアップしたいと思います。
オーディオのことではなくすみません。
(石井)

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