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数年前から当店オリジナル商品として販売している、QUADRASPIREラック専用の特注スパイク(写真下)。ステンレス製で工作精度が高く、音がしまり伸びやかになるというのが特徴でしょうか。
このスパイクが完成するまで、材質や角度、突端のアール処理など、10数種の試作の末、専用スパイク受けとのセットが完成しました。たかがスパイク、されどスパイク。何せラックに載った機材を支えているのは、そのスパイクの先なのですから!

写真上は試作中の、これまた脚です。
今回はLINNの新製品CDプレーヤー、MAJIK CDの脚。
MAJIKシリーズはシャーシ剛性が上がり、そのためか(もちろんそれだけではないでしょうが)低音のグリップ感が増し、音楽に厚みを与えています。
欲張りが多い当店のスタッフ、そんな大きく変化したMAJIKの脚を見て、もしかしてまだ良くなるんじゃないかと可能性を感じました。なぜならシャーシがしっかりしたのに、脚が今まで通り。
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とりあえず、作ってみようよと始めてみました。
写真は試作一作目。試作にしてはサイズも思った以上にぴったりで中々の出来。
突起部(写真左下)をMAJIKの本体に取り付け、しっかりネジ止めし脚(写真右端)となる部分を取り付けます。素材はステンレス。スパイク(写真上)も付けられるようにしてあります。

早速試したところ、重心がグーッと下がり、空間再現と彫りの深さが増したような感じです。ただ、中低域に若干抜けが悪く重くなってしまうように感じられるところがあるので、2作目は素材を変更中。

しかしながら、嬉しくて何度も言ってしまいますが、1作目にしては中々の出来。
2作目が心待ちな今日この頃です。
(金野)

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