使いこなし

2FのEMPIREが、AKURATE DSからMAJIKに変わってから、先日熱く語ったような音がイマイチ出ません。
宣伝しているのに困るじゃないか・・・AKURATEじゃないとダメなのかなー。そこが嫌な言い方ですけれど「価格差」なのかなー。
とぼやいていたら、V40SEの真空管を6550からEL34にしたらというアドバイスがあり、早速替えてみました。

OCTAVEのプリメインアンプV40SEは、4種類の真空管の変更が可能。
購入時は6550管が付属していますが、EL34を用意しました。
もちろん真空管の熱が冷めてから交換します。
6550からEL34に変更時は、バイアスを調整。
低バイアスのEL34用にバイアスを上げます。(緑・黄色ランプ)
※ 注意するのは、EL34から高バイアスの6550に戻す時。バイアスが上がりすぎて保護回路が働いてしまうので、6550に戻す時は、バイアスを下げた状態(赤・緑:ネジを時計回りに回す)で真空管を入れ替えるほうがよいです。
しかし、OCTAVEはそういうところ、保護回路がすぐ働くなど、アンプもスピーカーも傷めないので、安心。

EL34に替えました。EL34は見た目が細身。そのまんまの「細管」と呼ばれます。
6550は箱にしまっておきましょう。
ばらばらに入れるのではなく、左からでも右からでも、ささっていた順番でしまっておくと、次に使う時も、安心して使えます。

30分くらいが目安ですが、少し長め1時間弱しばらく鳴らして、再度バイアスを調整します。
最初に合わせたはずでも変わっていると思います。
この後は基本的に、電源を落とした後でもしょっちゅう調整する必要はありません。

さて、音はどうでしょう?
・・・おぉ!
EL34に替えたV40SEとMAJIK DSM(プレーヤー使い)とでは、AKURATE+V40SEの音の方向に。
こうして比較して見ると、6550の時はどうも曇った感じでEMPIREが、「懐古趣味的なヴィンテージスピーカー」の域を脱しない感じでしたが、EL34にすると洗い流されるように曇りが取れ、反対に艶やかさやみずみずしさが出て、この8000Pの魅力が発揮されます。
AKURATE DSMの時は6550管でしたが、AKURATEの音がそういう艶やかさを出していたのでしょう。これなら、MAJIK DSMでも納得の、というか、とても魅力的な音!!
これなら「聴いて下さい!」と宣伝できます。
そうなるとAKURATEの時はEL34だとどうなるんだ?
これはまたデモ機を用意して、別途実験してみなければです。
「オーディオは足し算と引き算のみ!掛け算、割り算はナイ!」と、教えてもらったのはオーディオを始めた頃。
MAJIK DSM+V40(EL34)、AKURATE DSM+V40(6550)がもしかしたらいい線なのでは、と予測して、また次回!

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