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路面店のSOUNDCREATE Legatoを閉めて、かれこれ2年になりましょうか。

世界がコロナ一色になる1年前の新緑の季節でした。こんな世の中になってみたら、路面じゃなくてよかったとか、手狭だったなどと言って、執着と言えるほどの思い入れだって、状況とタイミングで、簡単に都合よく変わってしまうものだと、自分の薄情さに薄気味悪さを感じたりもします。

PCから顔を上げれば、道ゆく人が見えて、時折気分転換に道に出たり、天気が良い日はシステムの音量を上げて、店の入り口を開け放したりしていました。

今も建物は変わらず小さいままで、あとには金子眼鏡さんが入られました。新しくなったお店には入ったことがなく、手紙を出す時はポストにタッチターン、知らずのうちにこの建物の前だけいつも迂回していたことに気がつきました。

ここのところ、10年近く前にLINNのKIKOやSNEAKY DSMを納品させていただいたお客様が、しばらくぶりとお店にいらしてくださる機会が増えました。

小さいけれど、我ながらいい店だったと思います。だってお客様がいい方ばかり。

あまり振り返ることのない性質ですが、この季節って、風の匂いでふと昔のこと思い出したりします。

(竹田)

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