使いこなし

すこし涼しくなったなーと思った途端雨続きです。

こんな日は店内も湿度が高く、音が重たい。
特にユニットにペーパーコーンを使っているヴィンテージ群は、一手間が必要。
部屋の温度・湿度調整はもちろんですが、もう一手間。
UTAHなんか、昨晩のご機嫌な鳴りっぷりから機嫌を損ねたかのように一変しています。

でも、大変なことなど何もしません。
ほんの一手間。塩コショウです。
昨日セッティング時に、前足の下に革を敷きました。
薄い堅めの革。
昨日はこれで低域が出るように。

今日のような重たい音の場合は、少し音抜けを良くしてあげないと。
そこで、後ろ脚にも同様に革を敷くことに。
大抵の場合は、前足をあげることで低域が増えますが、UTAHは低域がたくさん出ているので、逆に後ろもあげて、音を軽くする、というのが今日の種明かし。
あげると言っても、革1枚ですからほんの数ミリ。
こんなことで随分変わるものです。
ところで、以前録音現場に勤めていた仲間の話では、ギターやドラムなど楽器も今日のように湿度が高くなると、音が重たくキレが悪くなるので、「今日はメロウな曲いれよう!」など、気持ちも曲も切りかえるんだそうです。
なーるほどー。

ほら、バディ・リッチのドラムもキレが良くなった。
・・・昨日触れたバディ・リッチのお嬢Cathyが歌う「The Beat Goes On」。
観客に彼女を紹介するバディが、親バカっぷりを発揮していて、かなり笑えます。

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