DSあれこれ

LINNから新製品ニュースが3つも届きました!
実機が店頭でご用意できるのはもう少し先になりますが、まずは新製品についてご案内いたします。

新製品1 スピーカー AKUBARIK(アキュバリック)リリース

LINN の40 年に渡る製品づくりの経験と高度な技術を詰め込んだスペシャルなスピーカー“AKUBARIK”のリリースがアナウンスされました。
既にファンを増やしているMAJIK ISOBARIKの上位機種に位置するようですが、なんとアクティブスピーカーでもあるのだとか。LINNならではの非常に独創的なアイデア満載の新製品のようです。
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★ アンプ内蔵スピーカー
最新型のダイナミック・パワーサプライ、5 チャンネル分のチャクラ・パワーアンプ、専用アクティブクロスオーバーを搭載したアクティブスピーカー。
LINN の技術力の結晶とも言うべき今回のスピーカーは、「接点の排除」そして「ノイズの極小化」に焦点を当てているようです。
「様々な基板の組み合わせで動作する既存のアクティブスピーカーに新しい設計コンセプトを加味し、アイソレーションされた電源基板とオーディオ基板の2 枚のみで構成。
クロスオーバーとパワーアンプを経由しながら、スピーカーユニットまでを極短のシグナルパスとなるよう効果的な回路レイアウトを実現しています。」
とのこと。
ちなみに、このアンプ部は、アルミ引き抜きシャーシにマウントされ、スピーカー本体の背面に搭載されています。
「ファンを使わないパッシブなベンチレーションでクールランニングを実現します。」
というあたりにも気配りされていて、体験したことのない静かな音場再生が得られているのでは・・・と想像しています。

★ アクティブ・クロスオーバー調整機能
3ウェイは当たり前。4ウェイ、5ウェイとユニット数の多いLINNのスピーカー。
それだけ1つのスピーカーの中にユニットがあるということは、ネットワーク、クロスオーバーに関しても、設計上で直面しクリアすべき要素の1つであったのは常のことだったのではと思います。

「メインエンジニアであるフィリップ・バッドが、パフォーマンスのキーとなるミッドレンジ~ベース間のクロスオーバーを徹底的に吟味。極太のダイナミズムとボーカル帯域へのカブリの一切ない繊細なバンドサウンドを実現させるため、“ハイブリッド5th オーダー”(2nd+3rd)クロスオーバーを採用しました(-30dB/oct の急峻スロープ)」。
設置環境に合わせ、5ch全て、細やかな微調整が可能になっているというのは、LINNならではのことではないでしょうか。

★ 3K Array
ドーム上のユニットを「3Kアレイ」として1つのユニットのごとく、スピーカーのバッフル面に配置することで、指向性は広がり、更に、スーパーツイーター、ツイーター、ミッドを超近接配置できることで、点音源再生を可能にしています。そこにミュージシャンが居るかのような立体的な再生力と定位のいい生々しい音像はこの3Kアレイのなせる業。

★ ISOBARIK Bass System(アイソバリック ウーファー テクノロジー)
「MAJIK ISOBARIK スピーカーで蘇った、LINN オリジナルテクノロジー超高効率低音再生方式 “アイソバリック”。
風のようにスピーディー、そしてリッチで深々とした低音をお楽しみいただけます。」
MAJIK ISOBARIKの低域の量感と、AKURATEクラスの3Kアレイの中高域の緻密で滑らかな再生、この2つが共存すればと何度思ったことでしょう。実現するとは、心から楽しみです。

★ キャビネット
「上級機の優雅かつ力強いデザインを踏襲した“ベイビー350”とも言いたくなるキャビネット。
ルックスだけでなく音質に大きく関与するキャビネットは、内部損失と強度の高さを両立するためバーチ材とMDF を交互に組み合わせた10 層構造。」(10層!!)
優雅なKLIMAXシリーズですが、少しスピーカーの大きさも大きい・・・。
今回のAKUBARIKはもう少し小ぶりになるようです。
仕上げは従来通りスタンダード6 種、ハイグロス6 種、スペシャルペイント200 色もあるので、選びたい放題です。

★ スタンド
肉厚メタルプレートをレーザーカットした屈強なスタンド中央部に、円錐状のディフューザーをセットし、ISOBARIK が叩き出すパワフルな低音を効果的に360°放射します。

発売:2013 年5 月
価格:¥ 2,520,000(税込)

パワーアンプが必要なく、プリアンプからのラインレベル入力から理想的な方式で動作するAKUBARIK 。
AKURATE DSM やKLIMAX DSM との組み合わせで、「シンプル」と「ハイクオリティー」が両立するLINNの新境地、楽しみです!!

新製品2  SNEAKY DSM スニーキーDSM

SEKRIT DS-Iの後継機として発売されるSNEAKY DSM。
従来のDSMシリーズにどんなシーンでもお使い頂けるような新たな仲間が加わり、ラインアップがより強化されます!
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(上からシルバー、ホワイト、ブラック、リアパネル)

★ あなたは、1 ペア? 2 ペア? バイアンプ?
SNEAKY DSM は、DSM シリーズとして当然ながら多機能!
NASによるファイル音源再生、PC、Mac からのストリーミング再生、複数のDS/DSM をシンクロしての再生(Songcast)、Wi-Fi 環境でのiTunes、モバイルデバイスからのAirPlay、HDMI 接続の超高音質再生、デジタル/アナログ外部接続…。
ここまでは従来のDSMと同じですが、更に今回のSNEAKY DSMは、4 チャンネルの高性能デジタルアンプを搭載!
しかもKIKO SYSTEMとは異なり、どんなスピーカーにも接続できます。

4chアンプ搭載で何が出来るかと言うと・・・
1 ペアのスピーカーをノーマルに接続することはもちろん、4 チャンネルパワーアンプをフルに使ってのバイアンプ駆動(スピーカーがバイアンプ駆動対応になっていることが必須)、そして2 対のインウォールスピーカーを駆動することなどまで可能なのです。
これがこのシンプルで小さな筐体1台で出来るというのだから驚きです。

★ 外部入力
HDMI x3/同軸デジタル/光デジタル/RCA ライン端子装備。
HDMI 再生には、もちろん「2 stage clock recovery system」「LVDS」などDSM シリーズの高音質テクノロジーを使用。

★ 出力
RCA ライン出力端子装備。設定により、プリ出力/固定出力が選択可能。外部パワーアンプやサブウーファーとの接続のほか、ソースコンポーネントとしてお手持ちのプリメインアンプに接続も可能。
(固定出力時は、事故防止のため内部パワーアンプが自動的にOFF となります。)
スピーカー出力端子は、SPEAKON タイプ。ネジ止め可能な4 ポールタイプ。

発売:2013 年4 月
カラー :ブラック、シルバー、ホワイトの3 種類。
価格 262,500 円(税込)

* SEKRIT DS-I の販売は、このアナウンスをもって終了となります。

新製品3  MCカートリッジ KANDID キャンディッド

2003 年より、LINN の最上級カートリッジとしてラインナップしていたAKIVA に代わって、満を持して誕生するMC カートリッジKANDID。
英語で、“ありのま”“率直な”“偏見のない”“公平な”、ラテン語で“白く輝いている”の意味/語源を持つKANDIDを得て、LINNのアナログ再生はまた更なる高みへと昇華しそうです。

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その名の通り一切の余分をそぎ落とし、「EKOS SE ヘッドシェルと同一の航空アルミニウムで仕上げられた「T 型シャーシ」スケルトン構造により、AKIVA が7.4g であったのに対し、5.7g の軽量を実現。」したのだとか!
「グルーブの正確なトラッキングに絶大な貢献」・・・に、期待大!

★ LINN 伝統の「3 ポイント・マウント」
LINN トーンアームとのコンビネーションにおいて、リジッド極まりない固定と正確なトラッキングアングルを維持。もちろん他メーカーのトーンアーム/ヘッドシェルにも一般的な2点固定が可能。

★ KANDID の発電アッセンブリー部分
一切の平行面を持たせず、レゾナンスの発生を極小化。

★ 非使用時のスタイラスアングルをプリロード
適正針圧が印加されたときに最適角23 度となるポールピース・システム。

★ ポールピース止めネジ
従来金属であったものを樹脂製(非磁性体)に変更。

発売:2013 年5 月
価格 472,500 円(税込)

スピーカー、DS、アナログ・・・と、春の風に乗ってきたLINNの新製品ニュース。
どれもこれも、大いに期待!
店頭でご準備でき次第、ホームページでお知らせ致します!

 

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