使いこなし

EXAKT AKUBARIKがLegato2Fに設置され、調整し、一晩鳴らして、明けて今朝。

かなり出てきています。
昨日の最後にかなりいい雰囲気と思っていたのが、一晩のエージングで部屋が窮屈に感じられるような音に。
(そんなこと言っても、既に十分すぎるほどいいんですけど、人間て欲が深い)
それではセッティング開始!
まず、これが昨日の数値。
20140731_675622

ここから、まず
1.リスニングポイントから前の壁までの距離(右上:Distance to front wall)を変更。シナトラの声がのびのびし始め、ピアノの響きのかぶりがすっきりしました。
それから
2.部屋の高さの数値(Height)をほんの少しあげるとまた伸びやかになり、
3.スピーカーポジションの壁からの距離を変更します。(L,RのTo front wall)ちょっと前にスピーカーを出すと言った感覚でしょうか。
4.ボーカルの低位がイマイチぴたっと来ないので、部屋の幅や(Width)、スピーカーポジションのサイドの壁からの距離(to left/rught wall)も触ってみます。
幅の変更は音圧が上がり、スピーカーポジションはあまりよくなかったので戻す。
(元の数字に戻せることが肝心)

20140731_675623

そんなセッティングをしていたところで、
本店のEXAKTマイスター石井登場。
20140731_675621

既に10セット以上納品している石井のセッティングは早い、はやい。
「昨日よりずいぶん出てるね、音圧が全然あがっている」と施した数字がこれ。
5.Distance to front wall(右上)は、私が入れた数値より、昨晩の数値より距離を縮めます。・・・すると低域に深みが増しました。
「右のスピーカーは、スピーカーの存在を感じさせないくらいだから右はOK」とのことで、6.左のスピーカーと部屋の幅を調整。
20140731_675624

今まで聞こえなかった音がたくさん聴こえます。
そこへ早速聴きにいらしたお客さまと試聴。
「空気に溶け込むようだね」とお客さま。
最近再放送中のドラマ「のだめカンタービレ」の影響で、「また最近聴くようになった」ベートーベン7番を、ここではラトルの指揮で。
Optimise(部屋の数値を入力)前と後の音も、簡単に比較ができるのでトライ。
「おーーー!黒木君伸びやかになったー!!」とお客さま(笑)
黒木君とは、「のだめカンタービレ」のオーボエ奏者の男の子。
7番は冒頭にオーボエのソロが入りますものね。
ヴァイオリンなど、胴の響きが感じられ、すっごく上品。
細部ばかり目立つのでなく、オーケストラも実際の演奏を聴いているようにハーモニーが素晴らしい。
ちなみに、お客様はoptimise後はもちろんすごくいいけど、しない状態でも素晴らしいね、いいスピーカーだねとのことでした。
下のTANNOY コーネッタも触発されてセッティング触ったら、豊かに鳴っています。
ちなみに、しばらくはエージングでどんどん変わるそうなので、毎朝のセッティングが微妙に変わりゆくことを今から覚悟していますが、細かい数字の微調整だけでなく、もっと感覚的にできる簡単なセッティングもあります。
これについてはまた別途・・・。
20140731_675631
コメントは利用できません。