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LINNの看板娘・・・もといアーティストであるCAROL KIDD。
シナトラもその実力を認めたというほど、歌唱力と歌心を持ったボーカリストです。
先日、お客様から、彼女の「When I Dream」の、若いころのと最近の録音をハイレゾで聞き比べたという話しを伺いました。
  
左の若いころのは、「ALL MY TOMORROWS」でこれは1985年に録音されたもの。
右の最近の録音は、「Dreamsville」2008年。
30代後半の頃と60前後ということで、声は若いころの方が高域もゆうゆう出ています。
かわいらしい声が魅力的で、フレッシュ。
それなら、60才になって比較対象になるような再録する必要なかったのでは?
いやいや、これがやはり人生の面白いところ(?)でしょう。
声が太くなって、上が出にくくなっていても、この新録音は、CAROL KIDDの思い入れが深い感じで、とても歌心にあふれています。
率直な感想を言うと、すごくいい人生を歩んできたんだなぁ、という感じ。
いい人生というのは、色々な受取方があるかも知れませんが、きっと一つ一つの物事に真摯に取り組んできた人なのではないかしら。その人生の幅が歌に表れているように思えて、私は可愛らしいCAROL KIDDの声も魅力的ですが、成熟した今の歌がすごくよかった。
これらも是非ハイレゾで・・・。
細やかなニュアンスが自然に耳に入ってくれば、音楽に自然に入り込める事と思います。

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