
昨秋のことですが、LINN 360EXAKTをお納めさせていただきました。
初めてご来店頂いたのはかれこれ20年近く前。
私は、途中から引き継いでご案内して7年が経ちます。
Wilson BeneschからLINN AKUDORIK EXAKTへスピーカーを変え、その後お部屋のリフォーム時にEXAKTサラウンドへ。
<その折のご納品はGenten栗本さんとの共同作業>
毎回様々なコンサートやライブの観劇で神戸から上京される際にお立ち寄り頂いて、近々に観たもののご感想話を楽しく拝聴するのですが、ご自宅ではTVの前に降りてくる120インチスクリーンでも様々なライブをお楽しみに。
ライブとオーディオ、どちらも同じ比重で大切になさっているなぁと常々思っておりました。
360EXAKTが発売された年の暮れに、いつものように来店されて「高いスピーカーが出ましたねえ」どんなもの?聴いてみるだけ・・とよく聴かれるライブ録音のものを聴かれたところ、いつもは話題満載のお客様がずっと黙って真剣に聴かれ・・・。
その後半年経つか経たないかで、360のご相談・・とお話しがあり、秋にはこのようにお納めさせていただいたのでした。
お客様のお宅は、AKUDORIK EXAKTにPIEGAの大きなサブウーファーを2つ使い、2.2chにされていたので、高いアップグレードだけれど、見た目がスッキリするのも利点と考えましょう・・(苦笑)とのこと。
選ばれた色味は、Single Malt(シングル・モルト)。
言わずと知れたウィスキーカラーです。
ウィスキー造りの行程を考えると、LINNというブランドのテクノロジーへの取り組み方についても「スコットランドの気質」・・と理解できます。
EXAKTスピーカーはデジタル伝送しているので、オプティマイズの効き方もより深く効果が出るのですが、最初にかけた時に曇った印象になり「あれ・・効き方が少しよくないな・・」と思ったのですが、お客様のお宅の天井が会議室などに使われる音響効果のある天井にされていたので、それを加味してオプティマイズを変更したところガラッとよくなりました。
その時のことがこのブログに>>><Spaceでの設定>
この時、私は初の360ご納品だったので、緊張いたしましたが、調整の最後に鳴った音にそれまでの全ての不安が音楽と一緒に流れてゆきました。
神戸にできる大きなアリーナGLION ARENA KOBEの開業を楽しみにされていたので、今はきっとご近所でのライブ・コンサート活動と、360三昧とで益々お忙しくされていることかと思います。
(竹田)